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KDDI Open Innovation Fund 3号、スポーツ映像分析プラットフォームを提供するRUN.EDGEに出資
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- KDDI株式会社
2020年2月27日
KDDIは、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社) を通じて、スポーツ映像分析プラットフォームを提供するRUN.EDGE株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 小口 淳、以下 RUN.EDGE (ランエッジ)) に出資しました。
RUN.EDGEはスポーツの試合やトレーニング中の映像を分析・活用し、チームの強化を実現するスポーツ映像分析プラットフォームの開発・提供を行っています。
投球シーンの高速再生技術を搭載した野球映像の検索・分析ツール「PITCHBASE (ピッチベース)」は日米プロ野球において、すでに10球団以上で採用されています。また、サッカーシーンにおけるリアルタイム映像分析とチームのコミュニケーションの効率化を図るツール「FL-UX Football (フラックス フットボール)」は、Jリーグクラブや欧州プロリーグ、ブラジルの複数クラブにおいてすでに採用が決定しています。
KDDIは、2018年6月に沖縄セルラースタジアム那覇において世界初となる5G環境下での自由視点映像のリアルタイム配信に成功 (
注1) するなど、通信とテクノロジーを活用した新たなスポーツ観戦体験を創造してきました。また、2019年8月には、大学スポーツ協会 (UNIVAS) とパートナーシップを締結 (注2) し、IoT・データを活用した大学スポーツの選手育成とファン拡大を支援しています。
KDDIは本出資を通じて、5G時代のスポーツにおいて映像の活用がますます進むことを見据え、RUN.EDGEの映像分析・活用技術をプロスポーツだけでなく、大学スポーツをはじめとしたアマチュアスポーツに対しても幅広く展開することを支援していきます。
また、KDDIのARやVRといったXR技術や自由視点技術との掛け合わせも視野に入れ、5G時代の新しいスポーツ観戦体験の提供に向けたサービスの共同開発にも取り組みます。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、有望なスタートアップ企業への出資を通じたビジネス共創を促進し、スポーツの新しい体験価値を創出していきます。
(参考)
■RUN.EDGEの概要
URL: 
https://www.run-edge.com/
■プロ野球向けアプリケーション「PITCHBASE」の概要
PITCHBASEは、1球ごとの投球シーンを高速に再生できる技術、好きな投球シーンだけをデバイスにダウンロードする技術により、いつでもどこでも快適に分析できる環境を提供します。
また、分析したい投球シーンを検索して次々に再生できるだけでなく、異なる二つのシーンを重ね合わせ、投球や打撃のフォームなどを比較し、映像の中からさまざまな気づきを得ることができます。
<「PITCHBAS」画面イメージ>
■サッカー向けアプリケーション「FL-UX Football」の概要
2020年2月から提供開始したFL-UX Footballは、プレーの様子を見ながらシーンにつける「タグ」とプレー映像データを瞬時に同期させ、プレー直後のフィードバックや戦術確認ができます。
また、メッセージアプリ感覚でライトに使えるチャット機能や、必要なシーンだけをまとめてチームメンバーとシェアし、ダウンロードも可能なプレイリスト機能を提供しています。
<「FL-UX Football」画面イメージ>
KDDI Open Innovation Fundとは
KDDI Open Innovation Fundは、ベンチャー企業を広く支援するコーポレートベンチャーファンドです。現在活動している「KDDI Open Innovation Fund 3号」は、運用総額約200億円規模で、AI、IoT、ビッグデータ、フィンテックを注力分野としています。