5G時代を見据えIoT・データを活用した大学スポーツの選手育成とファン拡大を支援

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~アスリートファーストの競技力向上策、スマホでの試合観戦を提供~

  • KDDI株式会社

2019年8月21日

KDDIは、大学スポーツ協会UNIVAS (所在地: 東京都千代田区、会長: 鎌田 薫、以下 UNIVAS) の掲げる「大学スポーツの振興により、卓越性を有する人材を育成する」という理念に共感し、5年間にわたるトップパートナーシップ契約を締結の上、大学スポーツの選手育成、ファン拡大を支援していきます。アスリートファーストの姿勢で大学生アスリートを長期的に支援することが、日本のスポーツ選手のレベルの底上げやスポーツ界全体の発展につながると考え、KDDIの有する技術やサービスを活用した選手育成やファン拡大に向けた施策を推進していきます。

◆選手育成

UNIVASは、大学生アスリートへの具体的な支援策として、「キャリア学習支援サポート」や、「トレーニングおよびコンディショニングサポート」、「リハビリテーションサポート」など各種サービスの提供を予定しています。UNIVASとKDDIはこれらのサービスを、大学生アスリートにとって、より使いやすく、精緻なデータを基に提供することを目指し、2020年以降順次、UNIVASに加盟する全222大学・34競技団体 (該当項目へジャンプします注1) の選手やチームの情報を管理する「UNIVAS FUNDAMENTAL DATABASE (以下 UFD)」(該当項目へジャンプします注2) を構築する予定です。
KDDIは、このUFDをUNIVASと共同で構築することで、選手やチームの情報を管理・活用できるようにサポートしていきます。

また今後、データの活用を希望する大学に在籍する大学生アスリートに対し、競技力データや身体データなど (該当項目へジャンプします注3) IoTやウェアラブル、センシングデバイスなどを使い収集することで、オンラインコーチングを含む選手への競技指導、練習環境の改善、ケガの予兆検知への活用などをUNIVASとともに提案します。

データの収集にあたっては、KDDIおよび株式会社アクロディア (本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 堤 純也、以下 アクロディア) の提供する、センサー内蔵型のボールなどのIoTデバイスから取得したデータを活用し、選手の技術向上に役立てるスポーツIoTプラットフォーム「アスリーテック」や、KDDIのコーポレートベンチャーキャピタルが出資する株式会社ユーフォリア (本社: 東京都千代田区、共同代表: 橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア) が運営し、ラグビー日本代表など多くのプロスポーツでも採用されている、アスリートのコンディション・傷害管理を行うWEBサービス「ONE TAP SPORTS」の活用を予定しています。

◆ファン拡大

KDDIは、株式会社運動通信社 (本社: 東京都港区、代表取締役: 黒飛 功二朗、以下 運動通信社) と共同で提供するスポーツメディア「SPORTS BULL」などで、UNIVASが実施する大学スポーツの映像配信を行っていく予定です。
これにより、これまでは観戦機会が限られていた大学スポーツを、スマートフォンやタブレットを通じていつでもどこでも誰でも簡単に観戦ができるようになります。
KDDIは、これまでにサッカー日本代表やボルダリング、モータースポーツなど、プロ・アマチュア問わず多数のスポーツに継続的・多面的な支援を行ってきました。また、5Gの活用を視野に、ARやVRといったXRテクノロジーや「自由視点」技術を活用した新しいスポーツ観戦の実証実験や、試合開始までの空き時間を楽しんでいただけるユーザー体験イベントなどを開催してきました。

将来的に、大学スポーツにおいても第5世代移動通信システム「5G」(以下 5G) を活用し、映像配信のみならず、リアル観戦においても新たな観戦体験を提供していくことで、大学スポーツをアップデートし続け、ファン層の拡大につなげていきます。

今後もKDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、5G/IoTをはじめとする最先端のテクノロジーを活用し、パートナー企業とともに、新しい体験価値を創造していきます。

詳細は別紙を参照ください。


<別紙>

■スポーツIoTプラットフォーム「アスリーテック」について

「アスリーテック」は、センサー内蔵型ボールを使い、競技者が普段通りの投球や競技を行うだけでデータが蓄積され、そのデータをスマートフォンやパソコンなどで閲覧しながらオンラインコーチングやコンディション管理など選手の競技能力向上に活用できるサービスです。
「アスリーテック」によって、これまで経験論が主要な判断軸であったスポーツ選手育成において、特別な設備やトレーナーがない環境でも、データを軸にした練習、育成を行うことが期待でき、また日々蓄積される投球データから、選手ごとのケガ検知・予防にも活用できると考えています。

<「アスリーテック」機能概要>

<球速・回転数計測画面イメージ>

<解析機能説明>

報道発表資料 (2019年7月1日)
新規ウィンドウが開きますスポーツIoTプラットフォーム「athleːtechTM」(アスリーテック) を提供開始
~9軸センサー内蔵型ボールと蓄積したデータ活用で、誰でも、どこでもIDスポーツを実現~

サービス詳細: 新規ウィンドウが開きますhttps://technicalpitch.net/app/howto_atlicense.html

■アスリートのコンディション・傷害を管理する「ONE TAP SPORTS」について

「ONE TAP SPORTS」は、アスリートの試合や練習を通じて得られる行動データに加えて、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析することにより、トレーナー・コーチ・監督等の指導者を通じたアスリートへの適切な指導やアドバイスを可能とするスポーツ領域に特化したSaaS型データマネジメントサービスです。
これまでもラグビー日本代表をはじめ、15以上の競技の日本代表チームや、300を超えるチーム、約12,000名のトップアスリートの「コンディション・傷害管理」「パフォーマンスの向上」の実現をサポートしています。

なお、「ONE TAP SPORTS」を運営する株式会社ユーフォリアに対しては、KDDIのコーポレートベンチャーキャピタルである「KDDI Open Innovation Fund 2号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社、以下 KOIF2号) を通じて出資を行っています。

報道発表資料 (2018年8月7日)
新規ウィンドウが開きますKDDI Open Innovation Fund 2号、スポーツデータマネジメントサービス「ONE TAP SPORTS (ワン タップ スポーツ)」を提供する株式会社ユーフォリアに出資
~アスリートのコンディションや行動に伴うデータを活用し、パフォーマンスの最大化をサポート~

サービス詳細: 新規ウィンドウが開きますhttps://www.eu-phoria.jp

  • 注1)
    2019年8月21日現在。
  • 注2)
    2019年8月21日現在での仮称です。今後変更となる可能性があります。
  • 注3)
    競技映像や成績、球速や回転数、時速・フォーム、心拍数などを想定しています。
  • その他会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。