訪日外国人の交通機関利用時のコミュニケーションを容易にすることを目的として、多言語音声翻訳システムとそれに関連する研究開発技術を用いた実際のフィールドでの社会実証を行います。
この社会実証によりタクシー内における多言語音声翻訳システムの課題を抽出し、解決案を策定することで速やかな社会実装を行い、より高度な「おもてなし」の実現を目指します。
なお、KDDIとKDDI総合研究所は、2015年11月から、鳥取県の訪日外国人向け観光タクシーにおいて、2016年12月から、東京都の「東京観光タクシー」において、多言語音声翻訳システムを活用した社会実証を行っており、今回が3回目の社会実証になります。
訪日外国人向け観光タクシーで多言語音声翻訳システムを活用した社会実証を開始
~鳥取県鳥取市の「1000円タクシー」で、多言語の観光案内を実現~
「東京観光タクシー」における多言語音声翻訳システムを活用した訪日外国人向け社会実証を開始
~音声だけでなく映像を活用したユーザーインターフェースでおもてなしを実現! ~
2017年11月16日から2018年3月
タクシーの後部座席に設置されたタブレットならびにマイクと、運転席に設置されたマイクを通して、会話を行います。それぞれの会話は、クラウド上にある多言語翻訳プラットフォームにより、目的の言語に翻訳されます。新たにGPS情報を用いることで、地域ごとの辞書の切り替えが可能になります。これにより同音異義語や地域により読み方の異なる固有名詞の識別ができ、音声翻訳システムの精度が向上します。
沖縄県ハイヤー・タクシー協会 098-855-1344