2017年11月16日
KDDI、KDDI総合研究所、沖縄県ハイヤー・タクシー協会、沖縄セルラーは2017年11月16日より、沖縄県のタクシーにおいて、多言語音声翻訳システム (注1) を活用した訪日外国人向け社会実証を開始します。
沖縄県の外国人観光客は、沖縄発着航空路線の拡充や、クルーズ船寄港の回数が増加したこと等から2017年度上半期に過去最高の約150万人、昨年比で約21%増と増加傾向にあり (注2)、タクシー運転手と外国人観光客のタクシー内での円滑なコミュニケーションに対するニーズが高まっております。
今回、KDDIとKDDI総合研究所は、多言語音声翻訳システムを沖縄県のタクシーに搭載することで、訪日観光客とのタクシー内の円滑なコミュニケーションを実現します。さらに、港や空港などの訪日外国人が多数訪れる場所から観光地までの間をタクシーで巡る際に、乗務員が多言語音声翻訳システムを利用し、沖縄の魅力を案内することも可能になります。
また、今回の社会実証では、新たにGPSを用いて現在地の固有名詞に適した地名の翻訳を行う機能を追加 (注3) します。これにより、音声翻訳システムの精度を向上し、スムーズでストレスのないコミュニケーションの実現を目指していきます。
今後も、KDDIとKDDI総合研究所は、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、旅行者数増加やリピート率の上昇、観光等による地域経済への波及に寄与するため、ICTを活用した「おもてなし」の実現に向けた取り組みを進めていきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:沖縄の観光タクシーにおける訪日外国人向け「多言語音声翻訳システム」の社会実証を開始