2026年8月26日
KDDI株式会社
KDDIは2026年8月21日、環境課題に取り組むスタートアップ企業への出資を行うKDDI Green Partners Fundを通じて、東京科学大学発のコア技術「半導体増感型熱利用発電(Semiconductor-Sensitized Thermal Cell、以下 STC)」を活用・開発し、未利用熱のエネルギー変換を目指す株式会社elleThermo(所在地:東京都港区、代表取締役:生方 祥子、以下 elleThermo)に追加出資(以下 本出資)しました。

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elleThermoが開発するSTCは、温度差を確保するための冷却源が不要で、低温の未利用熱を直接電気に変換する技術です。体温や室温、電子機器やモビリティから出る排熱など、これまで使い道のなかった未利用熱を電気に変換することができ、さらに発電に伴う吸熱効果も期待されています。
KDDIはelleThermoの創業期から伴走し、2024年9月の初回出資(
注1)以降はKDDIのデータセンターを実証フィールドとして、液浸冷却システムの排熱を活用した発電(
注2)や、サーバーの排熱を利用した発電に伴う吸熱効果の可能性の確認(
注3)など、STC技術の実証を重ねてきました。
昨今、世界的な電力需要の増加や脱炭素化の進展を背景に、これまで十分に活用されてこなかった未利用熱エネルギーの有効利用への期待が高まっています。特に約30~60℃の低温域の熱は、従来の発電技術では電力に変換しにくく、多くが利用されないまま排出されてきました。
特に、AI活用の本格化に伴い消費電力の増大が見込まれるデータセンターにおいて、サーバーの冷却過程で発生する低温排熱の利活用はエネルギー効率の向上と温室効果ガス排出量の低減につながることから、カーボンニュートラル実現に向けた有効な手段として注目されています。
引き続きデータセンターをはじめとする当社インフラを実証フィールドとして提供し、STCのユースケース拡大と早期の社会実装を支援することで、中長期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」で掲げる「脱炭素社会の実現」を推進していきます。
株式会社elleThermoは、安全・安心で、資源に依存しないエネルギー問題・資源問題の解決を目指し、東京科学大学(旧・東京工業大学)発のコア技術「STC」を用いた未利用排熱の活用による電力供給システムの社会実装に取り組んでいます。
KDDIは現在、環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を推進しています。「地球環境との調和」を経営理念の一つとし、「脱炭素社会の実現」「循環型社会の形成」「生物多様性保全」を重点課題として取り組んでいます。さらに、中長期的な企業価値向上のため、リスクの低減と事業機会の創出についての目標を新設し、さらなる環境価値向上を目指し、活動の活発化を推進していきます。
