2026年5月29日
KDDI株式会社
KDDIは2026年2月19日、株式会社elleThermo(本社:東京都港区、代表取締役:生方 祥子、以下 elleThermo)と連携し、サーバー排熱を電力に変換し、同時にサーバーの温度を低下させる吸熱効果の可能性を確認する実証実験(以下 本実証)に成功しました。
elleThermoは、環境課題に取り組む企業を支援するCVCファンド「KDDI Green Partners Fund」の出資先です。
本実証は2026年2月18日から19日にかけて、最先端のGPUサーバーを想定したAIデータセンター技術の検証環境を備えるKDDI渋谷データセンターにて実施しました。elleThermoが開発した「半導体増感型熱利用発電(Semiconductor-Sensitized Thermal Cell、以下 STC)」技術を水冷検証ラックの中にある模擬負荷に設置し、排熱を電力に変換するとともに、その過程において、サーバー温度に対する吸熱効果が示唆されました。
KDDIは、データセンターの排熱を新たなエネルギー源として活用することを目指しています。今後も、未利用熱による発電に関する実証を重ね、実用化に向けた取り組みを支援することで、中長期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」が掲げる「脱炭素社会の実現」に貢献していきます。

<実証実験の様子>
水冷検証機の模擬負荷にSTCを設置し、排熱による発電と吸熱効果を確認しました。
株式会社elleThermoは安全・安心で、資源に頼らないエネルギー問題・資源問題の解決を目指しています。
そのために東京科学大学発のコア技術であるSTCを活用することで、室温以上の未利用排熱で電力を生み出し、限られたスペースを有効に活用できる安定した発電システムを世界に届けてまいります。
KDDI Green Partners Fundは、環境課題に取り組むスタートアップ企業への出資を行うコーポレートベンチャーキャピタルです。
KDDIは現在、環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を推進しています。「地球環境との調和」を経営理念の一つとし、「脱炭素社会の実現」「循環型社会の形成」「生物多様性保全」を重点課題として取り組んでいます。さらに、中長期的な企業価値向上のため、リスクの低減と事業機会の創出についての目標を新設し、さらなる環境価値向上を目指し、活動の活発化を推進していきます。
