2021年7月21日
芸術文化観光専門職大学 (所在地: 兵庫県豊岡市山王町、学長: 平田 オリザ) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、ポストコロナ時代を見据え、両者の人的・知的資源の活用を図りながら、芸術文化観光の教育・研究活動の推進に寄与することを目的とした包括的連携協定 (以下 本協定) を2021年7月21日に締結しました。
KDDIは兵庫県豊岡市と2016年9月に地域活性化を目的とした包括協定を締結 (注1) し、「豊岡演劇祭2020」では新たな観劇体験を提供する (注2) など、さまざまな連携を実施してきました。
2021年4月、同市に開学した芸術文化観光専門職大学とKDDIの本協定を通じて、KDDIが芸術文化観光専門職大学内に整備する5G基地局やAI、IoTなどの先端技術の活用により、芸術文化観光分野 (注3) におけるポストコロナ時代を見据えた教育環境の充実や共同研究の促進のために連携・協力していきます。
<両者の役割>
芸術文化観光専門職大学は2021年4月に日本で初めて芸術文化、観光を実践的に学ぶ公立大学として開学しました。「芸術文化及び観光の双方の視点を生かして地域の活力を創出する専門職業人の育成」と「地域のオープン・イノベーション拠点の形成」、「地域の発展・繁栄及び新たな国際ネットワークの形成に貢献」を基本理念としています。
芸術文化と観光が地域活性化に果たす役割を理解し、両分野の視点を生かし、地域の新たな活力を創出するプロフェッショナルを育成し、「芸術文化観光」という新たな学問分野を開拓します。
また、地域リサーチ&イノベーションセンター (RIC) を設置し、芸術文化×観光×経営の視点により、イノベーションで地域課題を解決し地域の活性化にも貢献していきます。
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。社会課題をリスクとして捉えるだけでなく、KDDIならではの強みを生かしたチャンスと捉え、5GやIoTなどを活用した地方創生や、途上国における低廉で高品質な通信サービスの提供など、事業として利益をあげながら、さまざまな社会課題の解決を図ります。
<命・暮らし・心をつなぐ「KDDI Sustainable Action」>
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<KDDIが目指す地方創生の姿>