2021年3月8日
独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校 (所在地: 長野県長野市、校長: 土居 信数、以下 長野高専) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、教育環境の整備などを通じて、地域産業を担う人財育成をする包括的連携協定 (以下 本協定) を2021年3月8日に締結しました。
長野高専は、経済を支えるモノづくり産業、特に地域産業の技術リーダーとなり得る実践的技術者の育成および輩出に力を注いできました。そして、社会基盤がSociety 5.0の実現に向かう今、幅広い視野を持ってICTを軸とした新たな先端技術を駆使できる産業人財、とりわけ地域産業成長を担う人財の育成推進が必要となっています。
両者は、KDDIが有する5Gなどを活用した遠隔教育プラットフォームの整備やKDDIグループの持つ人財育成コンテンツの提供などを通じて、IoTを活用した地域課題検討を実施します。
今後、本協定により地域産業を担うイノベーションの創出やデジタルトランスフォーメーション (DX) の推進をリードする、地域に貢献できる人財の育成を目指します。
長野高専は、高度経済成長を支える技術者の育成を目的に、1963年4月に開校しました。50年を超える歩みの中で、開校時の2学科 (機械、電気工学科) から、現在では5学科 (機械、電気電子、電子制御、電子情報、環境都市工学科) となり、より幅広い分野に対応できる技術者の育成に努めてきました。
また、全国に51ある国立高専の中でも先駆的に、インターンシップなどにより、地域社会との連携に注力してきました。
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~次世代の育成~、~地方・都市の持続的発展~」に該当します。
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<長野県におけるKDDIの取り組み>
<KDDIが目指す地方創生の姿>