2021年3月2日
国立大学法人信州大学 (所在地: 長野県松本市、学長: 濱田 州博、以下 信州大学) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、信州大学発のベンチャー企業や起業家の支援を通じて、地域人材育成と産業振興、地域活性化を促進する包括的連携協定 (以下 本協定) を2021年3月2日に締結しました。
信州大学では、2017年10月に学術研究・産学官連携推進機構 (SUIRLO) の中に、知的財産・ベンチャー支援室ベンチャー支援グループを立ち上げ、信州大学の研究成果などをもとにした「信州大学発ベンチャー」の創出や成長を支援しています。本協定では、信州大学のベンチャー企業を支援する活動と、KDDIが有する5G・AI・IoTなどの先端技術やベンチャー企業支援の経験を掛け合わせ、地域産業や地域の活性化を目指します。
また、本協定により次世代遠隔教育の実施や最新の教育コンテンツを導入することで、地方の課題とされる学習拠点における教育格差などを解消し、「信州大学発ベンチャー」の更なる創出や成長を支援していきます。
さらに、長野県の企業や高等学校など地域の産学官連携などを通じて、次世代地域産業をリードする人財の育成を行うことで、地域経済のさらなる活性化を推進していきます。
国立大学法人信州大学は長野県内広域に、5キャンパスに人文学部、教育学部、経法学部、理学部、医学部、工学部、農学部、繊維学部の8学部を持つ総合大学です。その存立の理念に基づき、教育・研究・地域貢献・国際交流それぞれにおいて高い目標を掲げています。地域の貢献にも尽くしており、起業家人材の育成と、大学発ベンチャー支援を通じた、地域産学官連携・地域文化と連動した高い地域貢献を行う、長野県内唯一の国立大学法人。
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~次世代の育成~、~地方・都市の持続的発展~」に該当します。
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。