2019年7月25日
公立大学法人岩手県立大学 (所在地: 岩手県滝沢市、学長: 鈴木 厚人、以下 岩手県立大学) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、相互の人的・知的資源を活用した教育活動の推進などによる地域活性化を目的とした包括的連携協定 (以下 本協定) を2019年7月25日に締結しました。
岩手県立大学とKDDIは、本協定を通じて、岩手県内の地域企業やスタートアップ企業による地域産業の高度化を支える人財育成プロジェクトを開始します。
人財育成プロジェクトは、KDDIが有する5G/IoTなど先端技術の活用に加え、地方創生における共創パートナー企業とともに、岩手県立大学の教育資産を通じて地域産業のデジタルトランスフォーメーション (DX) の推進をサポートします。
なお、プログラミング教育に関して、株式会社jig.jp (本店: 福井県鯖江市、代表取締役社長: 占部 哲之、以下 jig.jp)、特定非営利活動法人エル・コミュニティ (所在地: 福井県鯖江市、代表: 竹部 美樹、以下 エル・コミュニティ)、起業家人財育成に関して、株式会社MAKOTO (本社: 宮城県仙台市、代表取締役: 竹井 智宏、以下 MAKOTO) と提携し、進めていきます。
2019年7月23日ニュースリリース
KDDIとjig.jp、エル・コミュニティ、プログラミング教育の環境整備および、教育人財の育成に向け包括的パートナーシップを構築
KDDIとMAKOTO、スタートアップの発掘・育成による地方創生に向け、包括的パートナーシップを構築
詳細は別紙をご参照ください。
岩手県立大学は、「自然」、「科学」、「人間」が調和した新たな時代を創造することを願い、人間性豊かな社会の形成に寄与する、深い知性と豊かな感性を備え、高度な専門性を身につけた自律的な人間を育成することを目指します。
さまざまな地域課題を解決し、岩手の幸せに貢献できる教育研究を目指し、また、文部科学省enPiT事業 (注1) の一環として、ICTを用いた新たな価値やサービスを創出することが出来る知的探求心と想像力 (デザイン思考) を備えたイノベーション人財の育成に取り組んでいます。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、国内における約4,000万の個人のお客さまに主に「au」ブランドの移動通信と固定通信サービスに加えて、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育などのライフデザインサービスを提供しています。海外では、ミャンマーとモンゴルにおいて個人のお客さま向けサービスを提供し、「通信とライフデザインの融合」モデルを展開しています。
さらに、法人のお客さまには、5GやIoTなどの技術を活用し、パートナー企業との連携によりお客さまのデジタルトランスフォーメーションをサポートするほか、KDDI「IoT世界基盤」や「TELEHOUSE」を軸に、グローバル規模でお客さまのビジネスに貢献するサービス・ソリューションをワンストップで提供しています。
KDDIグループは、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、SDGsの取り組みを加速させ、お客さまや社会とともに持続的な成長・発展を目指していきます。
岩手県立大学では、筑波大学を中核拠点とした9大学との連携により、文部科学省enPiT (注1) ビジネスシステムデザイン分野 (注2) の取り組みを進めています。
人財育成目標
ICTを用いた新たな価値やサービスを創出することができる知的探求心と想像力 (デザイン思考) を備えたイノベーション人財の育成
特長
既存の実践科目を活用し体系的な教育カリキュラム
キャリアデザイン/プロジェクト演習
課外PBL (注3)
企業と連携した実践的な教育
基礎知識学習: 首都圏企業6社
PBL基礎: 地域企業4社
発展学習: 地域企業13社
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<KDDIが目指す地方創生の姿>
今回の取り組みは、「KDDIが目指すSDGs」の「事業を通じて解決する社会課題」のうち、「地方創生」と「教育」に該当します。