No.2017-105
2017年8月3日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下KDDI) は、グローバル・ブレイン株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 百合本 安彦) が運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、自由視点映像技術を活用したソリューション「4D REPLAY」を開発・販売する4D REPLAY,Inc. (本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO: Hongsu Jung) へ出資を行いました。
KDDIはこれまでも、少数台のカメラで撮影した映像を用いて、撮影されていないカメラアングルの映像を生成することができる自由視点映像の研究に取り組んできました (注1)。「4D REPLAY」はタイムスライス方式技術 (注2) により、短い処理時間で自由視点映像を生成し、様々なカメラアングルで映像を鑑賞することができます。
4D REPLAY,Inc.は映像処理時間の短縮や画像の品質の向上を実現する周辺技術を保有しており、その短い処理時間で映像生成できる特長を強みに (注3)、これまでスポーツ等のライブ中継で高品質な自由視点映像を提供してきました。同社は、スポーツ会場の大型ビジョンや家庭用テレビでより臨場感の溢れた映像体験を提供していくとともに、今後はスマートフォン・タブレットといったパーソナルデバイス上で、お客様の任意の視点でライブ中継映像の鑑賞を可能とする新たな映像体験の創出を目指していきます。
KDDIは本出資を通じ、日本国内における法人顧客の開拓に加えて、コンシューマー向けのサービス開発をサポートしていきます。さらに自由視点映像について、今後も当社研究開発と「4D REPLAY」技術の進化を重ね、様々な利用シーンやニーズに応えられるコンテンツ制作技術の早期確立を図ります。この成果をもとに、5G (第5世代移動通信方式) など、次世代ネットワークの展開に合わせた、新しい価値体験の提供に取り組んでいきます。
国内における「4D REPLAY」の初事例として、2017年8月5日から8月6日の2日間において、札幌ドームで行われる北海道日本ハムファイターズvs.オリックス・バファローズの映像を撮影します。詳細は別リリース『国内初、自由視点映像技術「4D REPLAY」を活用した実証実験について』をご参照ください。
KDDIは、今後も様々な映像技術を活用して、スマートフォンを通じた新たな映像体験をお客さまに提供していきます。詳細については別紙をご参照ください。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:「KDDI Open Innovation Fund」による自由視点映像ソリューション企業4D REPLAY, Inc.へ出資