■平成29年度「スマホdeドック」事業について
連携する自治体・健康保険組合・協会けんぽが定める対象のお客さまに向け、平成29年度健診として「スマホdeドック」をご案内します。
全国42自治体、2健保組合、1協会けんぽ (計45団体) が参画予定です。
エリア | 保険者数 | 保険者名 (順不同) |
---|---|---|
北海道地方 | 2自治体 | 赤平市 (北海道)、他 |
東北地方 | 3自治体 | 会津若松市 (福島県)、他 |
関東地方 | 11自治体 2健康保険組合 |
足立区 (東京都)、東村山市 (東京都)、杉戸町 (埼玉県)、坂東市 (茨城県)、綾瀬市 (神奈川県)、MSD健康保険組合、他 |
中部地方 | 11自治体 1協会けんぽ |
越前市 (福井県)、鯖江市 (福井県)、碧南市 (愛知県)、関市 (岐阜県)、美濃市 (岐阜県)、他 |
近畿地方 | 8自治体 | 枚方市 (大阪府)、東近江市 (滋賀県)、大津市 (滋賀県)、他 |
中国地方 | 2自治体 | 廿日市市 (広島県)、総社市 (岡山県) |
四国地方 | 1自治体 | 観音寺市 (香川県) |
九州地方 | 4自治体 | 国東市 (大分県)、中津市 (大分県)、他 |
■健康相談サービスについて
「スマホdeドック」の血液検査の結果を見てから30日間、無料で専門家 (医師・看護師・管理栄養士・薬剤師など) に健康相談ができます。期間中は何度でも質問いただくことができます。
2017年夏予定
無料
<参考>
■平成28年度「スマホdeドック」事業報告
平成28年度健診として「スマホdeドック」を全国30自治体、2健保組合、3協会けんぽ (計35団体) に案内しました。
「スマホdeドック」では、A: 基準値内、B: 軽度異常値、C: 高度異常値、D: 医療の必要ありの4段階で判定を行なっています。結果として、若年層 (満39歳以下) の「約8割」、特定健診対象者 (満40歳以上) の「9割以上」が異常有 (B~D判定) の結果となりました。
血糖の状態を示す「HbA1c」の分布から、糖尿病による合併症が懸念される「7.0」以上は、特定健診対象で「33名 (2.5%)」、若年でも「23名 (0.5%)」存在しました。
~5.5 | 5.6~5.9 | 6.0~6.4 | 6.5~6.9 | 7.0~ | |
---|---|---|---|---|---|
特定健診対象 | 682 (52.3%) |
383 (29.4%) |
179 (13.7%) |
27 (2.1%) |
33 (2.5%) |
若年 | 3,591 (77.3%) |
800 (17.2%) |
216 (4.6%) |
16 (0.3%) |
23 (0.5%) |
<HbA1c [NGSP] の分布>
A市では、前年度 (2015年度) 特定健診未受診の、国民健康保険加入している41歳を対象に実施しました。検査完了者「38名」について、レセプトデータと突合した結果、「スマホdeドック」検査完了者のうち「約2割」が医療機関を受診し、そのうち「57.1%」が糖尿病と診断されています。
「スマホdeドック」により糖尿病重症化前の早期発見、早期治療開始につながりました。
A市のレセプトデータとの突合結果
「スマホdeドック」検査完了者数 | 医療機関受診率 (注) | 糖尿病診断率 |
---|---|---|
38 | 18.4% | 57.1% |
「スマホdeドック」利用者の医療機関への受診意向を調査しました。総合判定A判定では意識変容者は「7.5%」、行動変容者は「2.6%」に対して、D判定では意識変容者は「52.5%」、行動変容者は「21.8%」と大きく増加しています。
総合判定が悪くなるにつれ、意識変容、行動変容する割合が大きくなるという結果が得られました。自身の健康状態を把握することが医療機関受診のきかっけとなっています。
Q 検査結果を見て病院を受診しようと思いましたか?
総合判定 | 意識変容 | 行動変容 | 変容なし | |||
---|---|---|---|---|---|---|
受診しようと思っている | 受診しようと思い病院検索した | 受診または受診予約した | 思っていない | |||
A | 7.5% | 1.7% | 0.8% | 90.1% | ||
B | 23.8% | 7.0% | 1.8% | 67.4% | ||
C | 45.4% | 9.2% | 4.0% | 41.4% | ||
D | 52.5% | 12.1% | 9.7% | 25.7% |