携帯電話基地局の船上開設に向けた実証試験について

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~鹿児島県南大隅町において外洋から被災エリアをカバーする初の実証実験を実施~

No.2014-086

  • KDDI株式会社
  • 海上保安庁

2014年5月13日

KDDIと海上保安庁は、鹿児島県が主催する「平成26年度鹿児島県総合防災訓練 (以下、本訓練)」に参加します。2014年5月22日には、海上保安庁の船舶に携帯電話基地局 (実験試験局) を開設し、商用と同等の電波を用いた携帯電話システムとしての品質を検証する実証試験を実施します。

本訓練は、南海トラフを震源とする大規模地震に備え、鹿児島県が防災関係機関の相互連携や県民の防災意識の高揚を図るために毎年度実施している総合防災訓練で、鹿児島県近海を震源とする地震や津波及び集中豪雨を想定し、情報伝達や救出、救護、避難誘導、ライフライン復旧等の訓練が行われます。

KDDIは、本訓練において、災害などで通信障害が発生しているサービスエリアを早期に復旧させるため、車載型基地局、可搬型基地局、無線エントランス回線の増強などさまざまな取り組みを行います。また、陸上での復旧に加え、陸上の被災状況に影響されない海上からの復旧を行うことで、サービスエリアの更なる早期復旧を目指します。

海上保安庁は、実証実験の場所となる船舶の提供を行います。今回の実証実験に全面的に協力する第十管区海上保安本部は、「船上に携帯電話基地局を開設し、災害時に迅速なエリア復旧を行うKDDIの取り組みは大変意義のあるものと捉えています。海上保安庁の緊急通報用電話番号118等の受理体制の早期確立や、迅速な救助・支援活動にも役立つものと考えており、海上保安庁としても本取り組みに最大限協力していきたいと考えています。」とコメントしています。

KDDIと海上保安庁は、今回の実証試験をはじめ、今後も携帯電話基地局の船上開設の早期実用化を推進していきます。

詳細は別紙をご参照ください。
別紙:携帯電話基地局の船上開設に向けた実証試験について


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