2025年7月11日
KDDI株式会社
KDDIは2025年7月11日、環境課題に取り組むスタートアップ企業への支援を行うKDDI Green Partners Fundを通じて、世界初の商用利用可能な核融合炉を目指す株式会社Helical Fusion(所在地:東京都港区、代表取締役 CEO:田口 昂哉、以下 Helical Fusion)に追加出資(以下 本出資)したことをお知らせします。
近年、CO2を排出せず、安定供給が可能なクリーンエネルギーとして核融合エネルギーが注目されています。
Helical Fusionは、日本の核融合科学研究所で積み重ねられてきた研究成果をもとに設立されたスタートアップであり、独自の「ヘリカル型(注1)」核融合炉の社会実装を目指しています。「24時間365日定常運転」「正味発電(投入エネルギーを上回るエネルギー出力)」「効率的な保守」という核融合エネルギーの商用利用に不可欠な三要件を満たす技術の確立に挑戦しています。2030年代の定常・正味発電実現に必須の主要構成要素である「次世代高温超伝導マグネット」の研究開発では、文部科学省によるSBIRフェーズ3補助金制度で最大交付額の20億円で採択され、順調に開発を進めています(
注2)。
<核融合炉イメージ図>
KDDIは、経済価値に加え、社会価値および環境価値を向上させることで、企業と社会の持続的成長を両立するサイクルを実現するサステナビリティ経営を推進しています。
本出資を通じて、Helical Fusionの技術の社会実装を支援し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
Helical Fusionは、日本生まれの「ヘリカル型(注1)」核融合炉による世界初の核融合エネルギー実現を目指すスタートアップです。国立研究所の研究成果をもとに、CO2を排出しないクリーンで安定した次世代エネルギーの社会実装に挑んでいます。
KDDI Green Partners Fundは、環境課題に取り組むスタートアップ企業への出資を行うコーポレートベンチャーキャピタルです。