2025年2月6日
KDDI株式会社
KDDIは2025年1月16日、神奈川県藤沢市が初めて開催した「視覚障がい者のためのスマホ防災体験教室」(以下 本教室)に協力し、防災士の資格を持つKDDI社員を講師として派遣しました。
本教室では、視覚障がいのある方々とそのご家族・関係者に加え、ボランティアや自治体職員など15名が参加し、災害時に命を守るためのスマホの活用法を学びました。
KDDIは本教室の開催協力を通じ、誰も取り残さない「インクルーシブ防災」の実現に貢献します。
2022年11月に藤沢市で事業化がスタートした「視覚障がい者のためのスマホ教室」は、他地域の自治体にも波及し、各地で同様の教室が開催されています。これまでに延べ300名以上の方々にご参加いただきました。その中で、視覚障がいのある方からは「見えないことから災害対策をあきらめていたが、助かる手立てを知ることができてよかった」という声が寄せられました。
このような反響を受け、被災時に周囲の状況を確認し助けを呼ぶ方法を学ぶことができる、本教室を設計しました。
藤沢市は、2024年12月に広報誌「広報ふじさわ」を通じて本教室の参加者を募集し、2025年1月16日に初めて藤沢市総合市民図書館ホールにて開催しました。
スマホを用いた災害情報の確認や助けを呼ぶ体験、グループSNSを通じた安否確認、ビデオ通話を利用して非常口を示してもらう体験、また大規模災害時に提供される公衆Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」に接続する体験などを実施しました。
参加者からは多くの関心が寄せられ、「家族に被災時のスマホの使い方や備えを教えたい」という声が上がりました。
KDDI社員講師による「視覚障がい者のためのスマホ防災体験教室」は、今後も定期的に開催を予定しています。今後も、自治体が推進する「インクルーシブ防災」の取り組みを支援し、地域共創の実現に貢献することを目指します。
KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。
<スマホ防災教室の様子>
<防災士の資格を持つKDDI社員講師>
<避難所体験コーナー>
<教材のスマホと資料>