2024年9月25日
KDDI株式会社
KDDIは2024年9月7日、KDDIとグループ会社などの社員とその家族51人が参加し、兵庫県豊岡市でコウノトリ生息地の保全活動(以下 本取り組み)を実施しました。KDDIは、「地域の課題を解決し地域活性化を目的とした包括協定(注1)」を締結している豊岡市と連携し、2017年10月から「コウノトリ生息地保全活動」を行っています。
<コウノトリ文化館前での集合写真>
コウノトリは一度は日本の空から絶滅したものの、豊岡市による人工飼育や生息地の保全・再生によって476羽(注2)まで増えています。コウノトリ生息地保全活動はコウノトリがこれからも豊岡市で暮らせるように餌となるカエル、ドジョウ、小魚などが生息する湿地を保全するものです。
当日は豊岡市立コウノトリ文化館にて開会式を行い、豊岡市コウノトリ共生部の坂本部長の立会いのもと、コウノトリについての学びを深めました。その後、国土交通省によって整備された加陽(かや)湿地にて、実際の活動場所へ向かい、コウノトリの生息環境についての理解を深める貴重な機会となりました。
今回はこれまでの外来種駆除活動に加え、KDDIとしては初めての挑戦となる「整備の追い付かない草地をコウノトリの餌が育まれる湿地へ変えるビオトープ(注3)造り」を行いました。
湿地と水路で駆除したウシガエルのオタマジャクシとアメリカザリガニの量は、昨年度より確実に減少しており「継続した外来種駆除」の重要性を確認できました。
ビオトープ造りは畔(あぜ)造りと水路造りに分かれて作業を行い、限られた活動時間内に完成させることができました。市の担当者から「初めて作業したとは思えないしっかりしたビオトープになっている」とのお言葉をいただき、その成果に自信を深めました。この取り組みは、コウノトリの生息環境の向上に寄与し、地域の生物多様性の保護に貢献するものと考えています。
<水を抜いた湿地での外来種駆除>
<畔造りの指導を受ける参加者>
<ビオトープ造りの全景>
<完成したビオトープ>
引き続き、KDDIは豊岡市と連携し、本取り組みを継続していきます。
KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。