2023年11月30日
KDDI株式会社
KDDIは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム (以下 MCPC) 主催の「MCPC Award 2023」において、その取り組みが、ユーザー部門で「グランプリ・総務大臣賞」「モバイル中小企業賞」「モバイルテクノロジー賞」、サービス&ソリューション部門で「優秀賞」「特別賞」を2023年11月24日に受賞しました (注1)。
「MCPC Award」は2003年から開催され、モバイルコンピューティングの導入により高度なシステムを構築し、「業務効率化」「コスト削減」「売上拡大」「業績向上」や「モバイル、IoT/AI技術の効果的活用」などの成果を上げた事例を顕彰し、「ユーザー部門」と「サービス&ソリューション部門」の2部門に分けて表彰が行われます。
このたび、KDDIが「グランプリ・総務大臣賞」「モバイル中小企業賞」を受賞した「IoT スマート牡蠣養殖プロジェクト」(注2) は、2020年3月に徳島県海部郡海陽町 (町長: 三浦 茂貴) において開始した、IoTを活用した取り組みです。
<「IoT スマート牡蠣養殖プロジェクト」イメージ>
「モバイルテクノロジー賞」を受賞した「東京マラソン2023での5GSAのSLA保証型ネットワークスライシング技術の番組制作活用」は、SLA保証型ネットワークスライシング技術を、地上波放送の番組制作に活用した取り組みです。詳細はこちらをご参照ください。
「優秀賞」を受賞した「Satellite Mobile Link」の詳細はこちらをご参照ください。
「特別賞」を受賞した「KDDI Video Management Service」の詳細はこちら、「αU アルファユー」の詳細はこちらをご参照ください。
<IoTスマート牡蠣プロジェクト 表彰式の様子>
賞名 | 受賞者名 | 受賞システム | 受賞理由 |
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総務大臣賞/グランプリ | 徳島県海部郡海陽町/宍喰漁業協同組合/株式会社リブル/国立大学法人徳島大学/KDDI株式会社 | IoTスマート牡蠣養殖プロジェクト | IoTを活用し海洋環境データと生育データを分析することで、属人的な牡蠣養殖から脱却し、出荷数増、歩留まり率増、作業時間短縮などの成果につながった。 牡蠣養殖不毛海域での牡蠣養殖実現へのチャレンジ、「だれでもどこでも可能な牡蠣養殖」を目指しており、コスト削減にとどまらず、IoTを活用した一段上の取り組みとして評価された。 |
モバイル中小企業賞 | |||
モバイルテクノロジー賞 | 株式会社フジテレビジョン/KDDI株式会社 | 東京マラソン2023での5GSAのSLA保証型ネットワークスライシング技術の番組制作活用 | 汎用の5G端末で実現可能なため、これまでにないアングルでの映像体験を創出するとともに、業務の効率化、従業員の身体的負荷の軽減など導入効果が非常に大きい。 5G SA技術はすでに広く認知されているが、実際に放送局がライブ中継で活用した意義は大きい。今後のライブ中継のあり方や放送局の働き方を大きく変える可能性を示したことを高く評価された。 |
賞名 | 受賞者名 | 受賞システム | 受賞理由 |
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優秀賞 | KDDI株式会社 | Satellite Mobile Link | セルラー通信網の不感エリアの解消に有効な手段であり、既に所有しているスマートフォンなどで利用できるため、どこでも通信が確保できることの価値は大きいことが評価された。 |
特別賞 | KDDI株式会社 | KDDI Video Management Service | 部分最適であったVMSの映像管理について、自らが提供するセキュアなネットワーク・クラウドと連携させることで、統合的なリアルタイム遠隔監視を実現した点を評価。また、高度化したAIとの連携など発展性も評価された。 |
αU アルファユー |
日本で複合的なECも含めてひととおり揃っているメタバースのサービスは初であり、その新規性を評価。現場に行かなくても圧倒的な臨場感を体感できる、リアルとバーチャルを行ったり来たりできるといった世界観を提供するといった点も、先進的な取り組みであり価値が高い点が評価された。 |
KDDIは、データ連携や先端的サービスの社会実装を通じて地域課題を解決し、デジタル田園都市国家構想の早期実現につなげるとともに、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。