船舶向け衛星通信イリジウムCertusサービスを日本籍船向けに提供開始 ~小型軽量な衛星受信端末で小型船舶での導入を容易に~

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2022年1月17日

KDDI株式会社

KDDIは2022年1月17日から、日本籍船向けに船舶向け衛星通信イリジウムCertus (サータス) サービス (以下 本サービス) を提供開始します。

本サービスは、Iridium Communications Inc. (本社: アメリカ合衆国バージニア州、以下 イリジウム社) が提供する衛星通信サービスです。日本籍船に衛星通信を受信する端末を設置することで、地球全域でクリアな音声通話や快適なデータ通信を利用いただけます。

また、これまで提供していたサービスクラス (注1)「Certus700」(注2) に加え、端末が一層小型で漁船やレジャー船などの小型船舶への設置に適した「Certus200」を提供開始します。
さらに対応端末は、これまで提供していた「Sailor (セイラ―) 4300」に加え、「VesseLINK (ヴェッセリンク) 700」「VesseLINK 200」を追加します。

KDDIは、漁船・商船の公海上も含めた通信の安定性・冗長性確保を通じて、海事事業に関わる皆さまへ貢献していきます。

1. 対応端末

機種名 NEW
VesseLINK 200

Sailor 4300

NEW
VesseLINK 700

メーカー Thales社 Cobham社 Thales社
対応サービスクラス Certus200 Certus700 Certus700
特長 手のひらサイズ0.7kgの小型アンテナ シンプルな機能、操作感 Wi-Fi、アナログ電話に標準対応

2. サービスクラス

サービスクラスNEW
Certus200
Certus700
IPデータ通信
(ベストエフォート型)
上り176kbps/下り176kbps 上り352kbps※/下り704kbps
※ 機種により異なる
音声通話 最大3回線で同時利用可能、プリペイドサービスの利用も可能

3. 特長

  • 周回衛星なので (両極地方を含む) 地球全域をサービスエリアとしてカバー
  • 低軌道衛星 (780km) なので音声やデータの送受信の低遅延性
  • 高品質音声コーデック採用によるセルラー電話並みの通話品質
  • アンテナに駆動部がないため故障やメンテナンスの頻度を逓減対応
  • イリジウムCertusサービスは、GMDSS (注3) 対象サービスに今後対応予定

4. 料金

料金詳細についてはKDDI 法人営業担当者もしくは法人お客さまセンターへお問い合わせください。

■お問い合わせ

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにご連絡ください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール0077-7007 (無料)
フリーコール0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)

本サービスの詳細については、新規ウィンドウが開きますこちらをご参照ください。

  • 注1)
    イリジウムCertusサービスは異なる複数の通信スペック・端末・料金体系を持っており、一つ一つの通信スペック・端末・料金体系の組み合わせを、IPデータ通信の下りの速度の近似値を冠した「サービスクラス」で区別しています。
  • 注2)
    2019年2月から提供していた「Certus350」は、対応端末のソフトウェアアップデートにより下り通信速度が2倍となった「Certus700」の標準利用が可能となっています。
    新規ウィンドウが開きます2019年1月21日ニュースリリース
    船舶向け新衛星通信サービス「イリジウム Certus (SM)」の提供開始
    ~地球全域でクリアな音声や快適なデータ通信サービスが利用可能~
  • 注3)
    このほか、イリジウム社は2018年5月にIMO (国際海事機関) から事業者としてGMDSSの承認を受けており、「Certus」についてもGMDSS機能の追加提供を予定しています。GMDSS=Global Maritime Distress and Safety System (世界海洋遭難安全システム) の略で、船舶規模・航路に応じて設置を義務付けられる遭難・非常通信手段のひとつ。

  • この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。