「文字入力による情報検索『面倒』」は半数 「人前での音声検索は『恥ずかしい』」7割超、家電などの音声操作、4割が「『自宅に人がいなければ』利用したい」

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~「日本人の音声操作に対する意識調査2017」を発表~

  • KDDI株式会社

2017年10月5日

KDDIは、2017年9月7日から9月8日の2日間、全国の15歳~69歳の男女1,000名を対象に「日本人の音声操作に対する意識調査2017」を実施しました。
近年、話しかけるだけでインターネット検索や、家電の操作ができる音声認識スピーカーが登場しており、音声操作に対して世の中の興味・関心が高まってきています。日本人の音声操作に対する意識調査結果をまとめましたのでお知らせします。
調査により、半数近くが、「文字入力による情報検索は面倒だ」と回答しましたが、「人前での音声検索は恥ずかしい」が約7割という結果になり、日本人には音声を使って操作をするということに抵抗があることが分かりました。一方で、「自宅に人がいなければ利用したい」が4割となり、家電などの音声操作のニーズは一定数あることが伺い知れます。

<おもな調査結果>

○「音声操作」のインターフェースとしての可能性
  • 【1】
    • 半数近くが「文字入力による情報検索は面倒だ」と実感。
  • 【2】
    • 「人前での音声検索は恥ずかしい」が7割超。
    • 30代女性の8割強が「人前で音声検索は恥ずかしい」と回答。
    • 50代男性の4割は人前でも平気と回答。
  • 【3】
    • 女性の7割強が「人前でハンズフリー通話は恥ずかしい」と回答。
    • 60代男性の4割半は気にしないと回答。
  • 【4】
    • 音声操作の利用場所は自宅 (30.4%) が外出先 (22.1%) を上回る。
    • 「自宅で音声操作」10代では40%が利用、50代では19%
      「外出先で音声操作」10代では30%が利用、50代では14%で、音声操作に世代差。
  • 【5】
    • 自宅で行う音声操作「インターネット検索」(14.2%) が最も高い。
    • 「SNS投稿」、「AIとの会話」、「家電などの操作」も利用。
  • 【6】
    • 家電などの音声操作ニーズ、4割が「自宅では周囲に人がいなければ音声操作を利用したい」
○「音声アシスタント」に期待する進化・期待しない進化
  • 【1】
    • 検索結果を文字情報で読むことについて、「面倒」が3割強、「人に聞くほうが楽」が4割弱。
    • 20代男性の4割強が検索より自然な会話から情報を知りたいと回答。
  • 【2】
    • 音声アシスタントに期待する進化について

      • 「外国語の会話に対応」(47.2%) が半数近くに。
      • 「なんでやねん!」関西弁のツッコミも必須アイテムの可能性。大阪人の4割近くが「方言での会話」を期待。
      • 10代が音声アシスタントに求める進化は、「私の好みを学習して」「忖度して」「聞き上手になって」
  • 【3】
    • 音声アシスタントが会話のセンスを学ぶべき人

      • 「マツコさん」が「タモリさん」「さんまさん」を抑えて1位。
  • 【4】
    • 音声アシスタントが本物の人間のように進化したとしても言われたくないセリフは"聞いていることに答えない"こと。
    • トップ3は「何回同じことを聞くのですか?」「教えたらあなたのためになりません」「滑舌が悪くて聞き取れません」
  • 【5】
    • 音声アシスタントに搭載して欲しいボイス、男性有名人1位「福山雅治さん」、女性有名人1位「新垣結衣さん」、アニメキャラクターは「ドラえもん」が突出。
    • こんな声で朝起こして欲しい! 女性が選ぶ男性有名人1位「福山雅治さん」2位「竹内涼真さん」、男性が選ぶ女性有名人の1位は「新垣結衣さん」、2位に「壇蜜さん」
  • 【6】
    • 将来、音声アシスタントを搭載した機器やロボットに任せたい役割

      • ワーキングママは「ハウスキーパー」を、60代は「ホームドクター」「ケアマネージャー」を期待。
      • 10代は「ガードマン」「家庭教師」「家計アドバイザー」「セラピスト」を期待。

<調査の背景>

人間の話した声をコンピューターに認識させる音声認識の技術は、従来からパソコンやスマートフォンの文字入力、カーナビゲーション等に利用されていましたが、近年では、AI (人工知能) の技術向上により、認識の精度も高くなり、スマートフォンでの情報検索やパーソナルアシスタント機能、家電や住宅設備の操作など、多方面に活用されるようになっています。さらに、一台で家電の操作や情報検索などに対応する音声操作デバイスがIT企業大手から発表されるなど、音声操作の可能性はますます広がりを見せています。
こうした状況の中、音声操作の利用に関する現状や、人々が今後、音声操作にどんな進化を期待しているかを明らかにするため、調査結果をまとめました。

<調査概要と回答者プロフィール>

調査対象 15歳~69歳の男女
(ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員が母集団)
調査期間 2017年9月7日~9月8日
調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
有効回答数 1,000件 (有効回答から、男女・世代別がほぼ均等になるように抽出)
(内訳)
男性500名 (10代・20代・30代・40代 各83名、50代・60代 各84名)
女性500名 (10代・20代・30代・40代 各83名、50代・60代 各84名)

詳細は別紙をご参照ください。
別紙:「文字入力による情報検索『面倒』」は半数 「人前での音声検索は『恥ずかしい』」7割超、家電などの音声操作、4割が「『自宅に人がいなければ』利用したい」


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