地域一体での産官学連携ケータイ教室の実施について
- KDDI株式会社
- 一般社団法人ソーシャルメディア研究会
- 兵庫県警察
- 相生市教育委員会
- たつの市教育委員会
- 三木市教育委員会
- 養父市教育委員会
2015年6月15日
KDDI株式会社 (以下、KDDI)、一般社団法人ソーシャルメディア研究会 (以下、研究会) (注1)、兵庫県警察 (以下、県警)、相生市教育委員会、たつの市教育委員会、三木市教育員会、養父市教育委員会は、兵庫県相生市、たつの市、三木市、養父市 (以下、兵庫県内4市) の小・中学校59校を対象に、携帯電話やスマートフォンの安心・安全な利活用に向けた啓発活動として、2015年6月19日より産官学連携のケータイ教室を実施します。
これまで携帯電話やスマートフォンをテーマとした情報リテラシー教育の取り組みとして、KDDIは全国共通の教材を用いてスマートフォン等の正しい使い方や最新のトラブル予防策等を教える「KDDIケータイ教室」を、研究会は学生を講師として派遣し、身近な体験談を通じて学生の目線で正しい使い方を教える小学校向けの出前講座を、県警は地域の具体的な事例を紹介しトラブルを未然に予防するための「情報モラル教室」(注2) を、各教育委員会や学校ごとの要望に応じて個別に実施してきました。
今回の産官学連携ケータイ教室では、KDDIが持つ最新のトラブル予防法等の専門的知見、研究会の学生による親しみやすい講座運営、県警による地域に即したトラブル事例や相談窓口の紹介といったそれぞれの特長を活かし、兵庫県内4市の教育委員会と連携することで、地域一体となった啓発活動を実施します。
地域の状況を反映した親しみやすいケータイ教室の開催を通じて、子どもたち全体の情報リテラシーの底上げおよび地域の安心・安全の向上に貢献します。
今後、年度末まで活動を継続し、効果検証を行う事で更に効果的な啓発活動の推進を検討していきます。
<取組に向けた関係者のコメント>
- KDDI株式会社
今回の取り組みは、地域の大人たちが連携し、それぞれのノウハウを生かしサポートしていくことで、ノウハウや強みを総合した地域密着型の啓発活動になると考えます。この取り組みを通じて、ケータイ・スマホにおけるトラブル等の社会的課題を解決し、活動を継続することで、通信事業者として、さらなる安心・安全な社会の実現を目指します。
- ソーシャルメディア研究会
産官学が協働して、授業内容から共に創り上げたことは意義深いと考えています。アニメ教材等は、研究室とKDDIの共同制作ですが、若い感性と企業の技術力で、子どものレベルに合ったものに仕上がっています。実際の授業は、警察の知見や各市教育委員会の持つ事例等を加味し、地域の課題に即したものを目指しており、現段階の一つの到達点と言えます。
- 兵庫県警察
今回の取組みは、産 (企業)・官 (行政)・学 (大学) がタイアップし、ストーリー形式の教材を用いて、大学生がわかりやすく指導することにより、教養効果が期待されます。今後とも関係機関・団体等と協力しながら、少年のインターネット安全利用に向けた取組に努めたいと考えています。
- 相生市教育委員会
今後、携帯電話やスマートフォン、インターネット等の活用において起こりえる身近なトラブルについて気づき、自分も周りの人も大切にしながら、それらを安心・安全に使うためのルールやマナーの大切さを学ぶことで、人権意識の高揚を図ることをねらいとしています。
- たつの市教育委員会
たつの市中学生サミットにおいて生徒主体で発案したキャッチフレーズ等の取組と産官学が連携した「ケータイ教室」の融合を図り、自主的に問題解決にのぞむ生徒の育成を目指した「たつの市版ケータイ教室」の実施を期待しています。
- 三木市教育委員会
インターネット環境の危険性を知識として知るとともに、自分たちは何ができるのかを能動的に考えることを通して、正しい判断力と情報社会に参画する力を身につけた生徒の育成を目指します。
- 養父市教育委員会
児童生徒のスマートフォン等、通信機器の所持率、LINE等の経験は予想以上に高い割合です。今後も増加が予想されます。正しい使い方、リスクを理解させ、養父市の子ども達にSNS等の脅威から身を守る自制心を身につけさせたい! と考えます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:地域一体での産官学連携ケータイ教室の実施について