2014年11月17日
KDDI、株式会社KDDI研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中島 康之、以下 KDDI研究所) は、簡単かつ安心してご利用いただけるスマートフォン向けリモートサポートを実用化するため、KDDI研究所が2010年に開発した「ブラウザ同期技術 (注)」を活用したトライアル (以下 本トライアル) を実施しました。
「ブラウザ同期技術」は、離れたユーザ同士のWebブラウザの表示画面を同期し、お客さまのブラウザ操作を支援する技術です。Webブラウザを利用しているため、デバイスやOSに依存せず、専用のアプリケーションも必要としないため、誰でも簡単に支援を受けることができます。
現在、多くのお客さまにスマートフォンをご利用いただいていますが、スマートフォンの普及 (auスマートフォン浸透率 約52% 2014年9月末現在) につれて、メールの初期設定など、各種初期設定に関するお問い合わせは年々増加しています。
KDDI、KDDI研究所は、メールの初期設定など多くの初期設定がWebブラウザ上で行われることに着目し、「ブラウザ同期技術」を活用したトライアルを実施することとなりました。
本トライアルでは、「ブラウザ同期技術」を活用し、スマートフォンのEメール初期設定やau IDのパスワード設定など、お客さまがWebブラウザ上で行う設定作業をauお客さまセンターのオペレータが遠隔で支援し、操作方法がわからないスマートフォン初心者のお客さまなど、多くのお客さまからご好評いただきました。また、お客さまが安心してご利用いただけるよう、ワンタイムパスワードによる認証を行い、お客さまの同意に基づいたWebブラウザの同期を実現しています。
今般、本トライアルの結果を踏まえ、想定外の動作によりブラウザ同期が切れた場合に円滑に復帰する機能など、「ブラウザ同期技術」の更なる品質改善も実施しています。
KDDI、KDDI研究所は、今後もお客さま満足度向上のため、サポート技術の更なる向上を図るなど、様々な視点から改善を重ね、「ブラウザ同期技術」を活用したリモートサポートの早期実現に向け、取り組みを継続していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:OSやデバイスに依存しないリモートサポートの実現に向けて