au ID「指紋・顔認証によるログイン」利用者数が1,000万人を突破

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2023年7月31日

KDDI株式会社
沖縄セルラー電話株式会社

~FIDO2準拠したログイン方式で安全かつ簡単に利用可能~

KDDI、沖縄セルラーは、au IDで提供している「指紋・顔認証によるログイン」(以下 本ログイン)の利用者数が2023年7月19日に1,000万人を突破したことをお知らせします。

本ログイン登録のイメージ

<本ログイン登録のイメージ>

Webサービスやアプリのログイン方法として、メールアドレスなどを用いたIDと任意のパスワードでのログインが一般的です。サービスごとにIDやパスワードの管理が必要で、覚えきれないなどを理由としたパスワードの使いまわしなどが課題になっています。また、IDとパスワードなどの詐取を狙った「フィッシング詐欺」や、第三者が不正に入手したIDとパスワードのリストをもとに不正ログインを試みる「パスワードリスト型攻撃」などのサイバー犯罪も増加しており、安全性と利便性の両立に向け、IDとパスワードを使わない認証が必要となっています。

au IDは、2020年からユーザーの安全性と利便性の向上に向け、パスワードを使わないFIDO (Fast IDentity Online) 2に対応した本ログインの導入を進めてきました。2023年7月のパスワードの再設定数が2023年1月と比較して約10%減少していることや、「au IDでログインができない」などのお問い合わせも減少傾向にあり、パスワードを用いることによる不便さの解消につながっています。また、パスワードを使わないことでパスワードを詐取されるなどのサイバー犯罪の防止にもつながっており、今後も本ログインの普及拡大を通じ、安全性を担保しながら利便性の向上に貢献していきます。

FIDOアライアンスのエグゼクティブ・ディレクター兼チーフ・マーケティング・オフィサーのアンドリュー・シキアーは1,000万人突破について以下のように述べています。
「フィッシング対策に積極的に取り組んでいるKDDIは、2018年にFIDOアライアンスに加盟して以降、独自開発したFIDO Serverおよび認証器で認定を取得し、ユーザーをパスワード入力の手間から解放し、セキュリティーだけでなく同時に利便性も向上させています。
このたび、KDDIがFIDOアライアンスのエコシステムの発展において重要なマイルストーンを達成したことを大変嬉しく思います。また、KDDIはFIDO Japanワーキンググループのメンバーとしても重要な役割を担っており、今後も日本およびFIDOアライアンスにおいてイノベーターとしての役割を果たしていきます。」

今後もKDDIと沖縄セルラーは、お客さまが安心して便利にサービスを利用できるよう、au IDの改善を進めていきます。

(参考)

■au ID「指紋・顔認証によるログイン」について

あらかじめ端末に登録した自分の指紋・顔認証を利用して、au IDログインを行うための設定です。ログイン時のパスワード入力が不要になるため、フィッシング詐欺や第三者による不正ログインなどの危険性を下げることができます。なお、au IDの「指紋・顔認証によるログイン」は、世界で次世代認証の標準化を提唱する業界団体FIDOアライアンスが策定した「FIDO2」の規格に準拠しています。

<指紋・顔認証の利用方法>

以下のスマートフォンブラウザーで設定ページにアクセスすることで設定が可能です。

  • iOS (Safari)
  • Android (Google Chrome)

設定ページは新規ウィンドウが開きますこちら

なお、従来からのパスワードをお持ちの方は、指紋・顔認証の設定とあわせて「パスワードによるログイン無効設定」も、安全性向上のためお勧めしています。

■FIDOアライアンスについて

FIDO(Fast IDentity Online)アライアンスは、お客さまのパスワード依存を軽減するために「FIDO認証」を標準化する非営利団体として2012年7月に設立されました。「FIDO認証」を標準化することで、オンラインサービス利用時における安全性と利便性の両立を目指しています。KDDIも2018年からFIDOアライアンスに加盟しています。


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