2022年10月13日
KDDI株式会社
KDDIは2022年10月13日から、フライヤーや雑誌などの紙媒体にスマートフォンをかざすと、3D化した出演者が登場し360度好きな角度から見ることができる「飛び出すAR」(以下 本ソリューション) を提供開始します。
利用者はお手持ちのスマートフォンで専用サイトにアクセスし、演劇や映画などのフライヤーや雑誌・書籍の誌面、ポスターなど対象の紙媒体にかざすだけで体験が可能です。
出演者による作品の見どころ解説や商品の紹介、購入者へのコメントなどをさまざまなシーンで活用いただけます。
本ソリューションは、エンターテインメント業界や出版業界など紙媒体を扱う企業向けに提供します。
<「飛び出すAR」利用イメージ>
本ソリューションでは、演劇や映画などのフライヤーや雑誌・書籍の誌面、ポスターなど従来からある紙媒体に、XR技術の活用により新たな付加価値を提供します。企業はお客さまにエンターテインメントコンテンツをより身近に感じる体験を提供することで、コンテンツの訴求や販売機会拡大につなげることが可能です。
本ソリューションを実現するにあたり2つの技術を活用しています。1つ目は、人の動きを衣装も含めてそのまま3D化する「ボリュメトリックビデオ」です。これにより、正面だけではなく後ろや斜めなど360度好きな角度から出演者を見ることができます (注)。
2つ目は、ウェブブラウザ上でARを表示する「WebAR」です。今回はNiantic社提供の8th Wallを活用することで特別なアプリなどを準備する必要なく、ウェブブラウザのみで体験していただくことができます。
KDDIは今後も、XR技術で新たなコミュニケーションシーンの創出を推進し、新しい体験価値を創造していきます。
<ボリュメトリックビデオの撮影・データ制作イメージ>
本ソリューションは以下にて活用されています。
<盗まれた雷撃 パーシージャクソン>
<裸足で散歩>
<みやざきシ―サイド芸術花火>
なお、伝統芸能「太神楽」を本ソリューションで映像化した事例についても、下記TIME&SPACEにて紹介しています。
TIME&SPACE: 伝統芸能「太神楽」を3Dでつなぐ。後世に伝えたい技術をKDDIがボリュメトリックで映像化
2022年10月13日
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