「瀬戸内国際芸術祭2022」をクラウド型遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx Cloud」でサポート

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2021年9月16日

KDDI株式会社
株式会社KDDI総合研究所
株式会社KDDIテクノロジー
KDDIまとめてオフィス西日本株式会社

~コロナ禍での作品制作を支援~

KDDIは、2022年4月から瀬戸内海の島々を舞台に開催予定の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2022」に協賛し、KDDI総合研究所、KDDIテクノロジー、KDDIまとめてオフィスとともに、アート制作活動のサポートを目的に、2021年10月から1年間、芸術祭実行委員会にクラウド型遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx Cloud」(以下 本システム) を無償提供します。
本システムは、スマートグラスやスマートフォンなどを活用して、音声・映像・AR情報 (直観的な手書きの指示など) をリアルタイムにやりとりしながら遠隔でのアート制作作業をサポートします。なお、アート制作現場で本システムが活用されるのは今回が初めてとなります。

瀬戸内国際芸術祭の開催準備として行われるアート作品の制作活動は、従来、芸術家が制作現場へ出向き行うものですが、コロナ禍において、芸術家が制作現場に出向くことが困難な場合も想定されます。この課題に対し、KDDIグループは本システムを提供し、芸術家とのコミュニケーションを円滑に図ることで、リモートでのアート制作活動を支援し解決を図ります。

本システムを活用したアート制作について、瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局長の小川 剛氏は次のように述べています。
「瀬戸内国際芸術祭実行委員会では、来年4月に開幕を迎える瀬戸内国際芸術祭2022に向け準備を進めていますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、今後の作品制作などにおいて、芸術家が現地に入って作業を行うことができないような状況も想定しておく必要があります。そうした中で、KDDIグループの最先端のICTを活用して、世界中の芸術家と新しい形でつながり、素晴らしい作品ができることを期待しています。」

KDDIグループは、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、地域活性化や芸術家の活動を支援していきます。

■本システムの活用について

制作現場の状況を、スマートグラスなどを活用し、芸術家やその他関係者と映像と音声をリアルタイムに共有します。現場に行けない芸術家と連絡をとりながら、現場と相互にAR技術を活用して直観的な手書きの指示・確認などを行いアート制作を進めていきます。

利用イメージ図

<利用イメージ図>

(参考)

■瀬戸内国際芸術祭について

瀬戸内海の島々を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典です。2010年の第1回開催から「海の復権」をテーマに掲げ、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の「希望の海」となることを目指しています。2019年に開催した「瀬戸内国際芸術祭2019」では、会期を春、夏、秋に分けて、計107日間開催し、約118万人が来場しました。

<「瀬戸内国際芸術祭2019」の様子>

瀬戸内国際芸術祭2022について詳細は新規ウィンドウが開きますこちらをご参照ください。

■クラウド型遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx Cloud」について

「VistaFinder Mx Cloud」は、遠隔の作業現場から、スマートグラスやスマートフォン、タブレットやモバイルパソコンで撮影した映像を、さまざまなネットワーク回線を使って、簡単・安全かつ高品質にリアルタイムに中継するクラウド型遠隔作業支援システムです。ライブ映像・音声による作業指示に加え、AR技術を活用して端末で記載した直観的な手書きの指示・情報共有が可能で、産業界で広く活用されており、さまざまな現場と管理部門をつないで、ICTによる業務の効率化を多数実現しています。


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