LGBTQに関する取り組み指標「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を5年連続で受賞~同性パートナーの子を社内制度上"家族"として扱う新制度がベストプラクティス賞を受賞~

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2020年11月19日

KDDI株式会社

KDDIは、企業内でのLGBTQなどの性的マイノリティ (以下 LGBTQ) に関する取り組みの評価指標、「PRIDE指標」における最高位「ゴールド」を、2020年11月11日に受賞しました。
2020年6月から新たに導入した、同性パートナーの子を社内制度上"家族"として扱う「ファミリーシップ申請」(該当項目へジャンプします注1) やKDDI社内での啓発教育、イベントなどの継続的な取り組みが評価され、2016年度から5年連続の「ゴールド」受賞となりました。
あわせて「ファミリーシップ申請」がLGBTQ当事者社員の安心感の醸成と社会課題に取り組む会社の姿勢を示すことに寄与したものと評価され、「ベストプラクティス賞」を受賞しました。

work with Pride Gold 2020

work with Pride Best Practice 2020

<「PRIDE指標」の「ゴールド」「ベストプラクティス」表彰マーク>

<経営者パネルに登壇したKDDI 横尾 大輔 人事企画部長>

「PRIDE指標」は、2016年6月に任意団体「work with Pride」(以下 wwP) (該当項目へジャンプします注2) が、企業・団体などの枠組みを超えて、LGBTQの方々が働きやすい職場づくりを日本で実現することを目指し、策定した指標です。
「ベストプラクティス賞」は、応募総数233の企業・団体の取り組みのうち、「work with Pride 2020」のテーマである「職場におけるEquality ~コロナ禍の先にある、平等で安心できる環境づくり~」の観点で特に先進的で顕著な取り組みを行った3社に授与されたものです。

KDDIは2019年度から、企業とLGBTQに関するカンファレンス「work with Pride 」の 実行委員会に参画し、LGBTQの人々がより自分らしく働ける職場作りを進めるため、他の参画企業とともに、イベントの企画・運営を行っています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初めてオンラインで開催された2020年度のカンファレンスでは、LGBTQ先進企業3社による経営者パネル「Equalityに向けて企業ができること」に登壇し、KDDIにおけるLGBTQの取り組みを紹介しました。

<経営者パネルの様子>

<「ベストプラクティス」プレゼンテーション>

またKDDIは、2020年11月18日、日本で活動する3つの非営利団体による、婚姻の平等 (同性婚の法制化) に賛同する企業を可視化するためのキャンペーン「Business For Marriage Equality」(該当項目へジャンプします注3) への賛同を表明しました。

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、一人ひとりのお客さまや社員の多様な生き方・考え方を尊重し、新しい体験価値を創造していきます。

詳細は別紙をご参照ください。


<別紙>

■wwPの5つの評価指標に関連するKDDIの主な取り組み

1. Policy: 行動宣言

  • (1)

    性別、年齢、国籍などと併せて性的指向による理由で不当な差別や個人の尊厳を傷つけない旨、「KDDI行動指針」として新規ウィンドウが開きます企業HPに掲載し、広く周知。

  • (2)

    「KDDI CSR調達方針」「KDDIサプライチェーンCSR推進ガイドライン」にて、人権を尊重した調達活動を推進する旨を明記し、企業HPに掲載し、広く周知。
    なお「KDDIサプライチェーンCSR推進ガイドライン」には「差別の禁止」の項目の中に「性的指向」についても明記しています。

2. Representation: 当事者コミュニティ

  • (1)

    2017年9月、当事者同士のネットワーキングを構築するため、交流会を実施。

  • (2)

    2018年3月、当社の企業ロゴにレインボーカラーをあしらったKDDI ALLY (該当項目へジャンプします注4) ロゴステッカーを作成し、ALLYになることを表明した社員に配布。PCなど見える場所に貼り付けることで、ALLYの存在を可視化しています。また、2020年10月、公式ALLYコミュニティを発足させ、理解のみならず、行動し、発信するALLYを増やすことを目的に活動中。

    「KDDI ALLY」ロゴ

    <「KDDI ALLY」ロゴ>

  • (3)

    社内に設置された「社員相談センター」ではLGBTQに関する相談に対応。また社外の専門カウンセラーによる相談窓口「セクハラ・人間関係ホットライン」では、SOGIハラに関する相談にも対応。

3. Inspiration: 啓発活動

  • (1)

    2013年度より、LGBTに関する理解向上を目的とした社内公募型セミナーを実施。

  • (2)

    2014年度より毎年、社内eラーニングシステムにて、全社員を対象とした、LGBTQに関する理解向上のコンテンツを配信。

  • (3)

    2016年度より、LGBTQを含めたダイバーシティ全般のeラーニングを実施および新任ライン長研修、新入社員研修で継続的に啓発。

  • (4)

    2016年6月、東北総支社にてNPO法人 ANEGOによるLGBTQセミナー開催 (地方拠点主催の取り組みとしては初開催)

  • (5)

    2018年8月、仙台市民活動サポートセンターにてLGBTQをテーマとしたトークイベントに東北総支社が参加。KDDIとNPO法人などとの取り組み事例を紹介。

  • (6)

    2019年2月、VRを用いたダイバーシティ研修のコンテンツの一つにLGBTQの素材を用い、「相手からLGBTQであることを告白される」疑似体験をすることで、自分事として考える契機を提供。

4. Development: 人事制度、プログラム

  • (1)

    2013年より、トランスジェンダーの社員 (契約社員含む) については、本人が希望する性で会社生活ができるよう、ワーキングネームの使用、健康診断の個別実施、ユニバーサルトイレの利用を推奨。

  • (2)

    2016年より、就職時のエントリーシートで性別の記載を廃止。

  • (3)

    2017年4月より、KDDI社内規程における配偶者の定義を改訂し、同性パートナーも配偶者に含むこととすることで、配偶者に適用される全ての社内制度 (祝い金、休暇、各種手当) を同性パートナーに対しても適用 (該当項目へジャンプします注5)。

  • (4)

    2020年6月より、KDDI社員に親権がない場合であっても、会社の指定する手続きを踏まえた同性パートナーとの子については「子」として扱い、会社が対応可能な範囲内において、社内制度 (祝い金、休暇、各種手当) を適用 (該当項目へジャンプします注1)。

5. Engagement/Empowerment: 社会貢献・渉外活動

  • (1)

    2015年7月より、au通信サービスの「家族割」をはじめとする、"家族であることをご利用の条件"とする各種サービスの適用範囲を拡大し、地方自治体の条例などにより、同性とのパートナーシップ関係が公的な証明書により証明される場合、該当する各種サービスの利用を可能としました (該当項目へジャンプします注6)。

  • (2)

    各LGBTQに関連するフォーラムなどに積極的に参加し、当社の取り組み事例を紹介しています。
    また、社会貢献活動として、LGBTQ支援団体に寄付を行なっています。

    • 2017年4月 株式会社トロワ・クルール主催のLGBTQ少人数セミナーで当社の取り組み事例を紹介
    • 2017年、2018年に、企業とLGBTQがともに「自分らしくはたらく」を考えるイベント
      新規ウィンドウが開きますRAINBOW CROSSING TOKYO (レインボー クロッシング 東京) へ出展。
    • 2018年より、日本最大級のLGBTQの祭典「東京レインボープライド」パレード参加。
    • 2018年6月、日本IBM主催のセミナーにてLGBTQに関する当社の取り組みについて講演。
    • 2020年4月、オンライン開催された「東京レインボープライド#おうちでプライド」にスポンサー企業として参画し、企業メッセージを発信しました。

■KDDIの取り組み

KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「新規ウィンドウが開きますKDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。
このたびの取り組みは、「心をつなぐ~多様性の尊重~」に該当します。

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