国連防災世界会議開催に伴うリアス・アーク美術館でのNFC活用による展示物の英語対応機能の提供について

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2015年3月10日

KDDI株式会社

KDDIは、宮城県との合意のもと、2015年3月19日より、リアス・アーク美術館 (所在地: 宮城県気仙沼市) の展示物の説明パネルにおいて、NFC (注1) タグを活用した英語対応機能 (以下、本機能) の提供を実施します。

本機能は、2015年3月14日から5日間、宮城県仙台市で開催される国連防災世界会議 (注2) に世界193カ国から参加される方々を対象に、宮城県の魅力と東日本大震災の震災状況や復興活動について体感していただく視察ツアーのエクスカーション (注3) が実施され、ツアー内でリアス・アーク美術館の「東日本大震災の記録と津波の災害史」見学が予定されていることを契機に提供されるものです。
国内外で販売されている、NFC対応スマートフォンに搭載された「NFCタグリーダー」機能を活用しており、NFCシールを埋め込んだ展示物の説明パネルに、スマートフォンをかざすと、スマートフォンの設定言語に応じた説明パネルを閲覧ができます (今回の対応言語は英語表示のみ対応)。

KDDIは今回の機能提供によって、ツアーに参加される各国のお客さまに、より深く東日本大震災の状況や復興活動について理解いただくと共に、今後起きうる災害に向けた防災・減災についての学びを深めていただけると考えています。

1. 提供機能内容

  • (1)
    リアス・アーク美術館の常設展示である「東日本大震災の記録と津波の災害史」の説明パネルにおいて、日本語説明表記の203パネルに対し、NFCタグシールを埋め込みNFC対応スマートフォンをかざすことで英語翻訳サイトへ誘導。
  • (2)
    NFCタグシールを埋め込んだ案内板に、NFC対応スマートフォンをかざすことで、常設展示内のすべての室内展示物 (震災時の写真203点、被災物155点、歴史資料137点) についてをまとめた説明冊子データの英語表記版 (PDFデータ) をダウンロードできるサイトへ誘導。

▽提供イメージ図

2. 実施期間

2015年3月19日~2015年3月20日

3. 場所

リアス・アーク美術館 (気仙沼市)
住所: 〒988-0171 宮城県気仙沼市赤岩牧沢138-5

4. 対応機種

Android (TM) OSのNFC対応スマートフォン (NFC機能のReader/Writerモードが利用できる機種)

  • 注1)
    NFC ((Near Field Communication) : ISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の近接型無線通信方式。NFC対応スマートフォンでは、電子マネーやクレジットなどの決済サービスや、クーポン、会員証、各種チケットとして利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターにNFC対応スマートフォンをかざすことにより情報取得ができる「リーダー機能」、NFC対応スマートフォン同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換を行う「Peer to Peer機能」などの利用が可能。
  • 注2)
    国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議。
    国連加盟国 (193カ国)・国際機関・認定NGOなど、世界各国の要人が参加予定。
  • 注3)
    エクスカーションとは、従来の見学会や説明を受けるタイプの視察とは異なり、訪れた場所で案内人の解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、地域の自然や歴史、文化など、さまざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、参加者も現地での体験や議論を行い社会資本に対する理解を深めていく「体験型の見学会」です。
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