国内初、屋久島白谷雲水峡でauが利用可能に

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  • KDDI株式会社

2022年12月8日

KDDIは、2022年10月に鹿児島県屋久島町にある白谷雲水峡のau通信のエリア化対策を完了しました。これにより、国内通信事業者で初めて、白谷雲水峡の駐車場から登山道の一部で携帯電話が利用可能となりました。auの携帯電話で撮影した白谷雲水峡の幻想的な景色を家族や友人にリアルタイムに共有できるほか、安心安全に観光をお楽しみいただけます。

auエリア化した白谷雲水峡

<auエリア化した白谷雲水峡>

<白谷雲水峡>

白谷雲水峡は世界遺産の島「屋久島」の原生林の自然を容易に観賞できる場所として、1974年に屋久島自然休養林に指定されました。国内有数の苔スポットで、石や木など、すべてが緑色の苔で覆われた幻想的な世界が広がり、毎年約10万人の観光客が訪れています。

これまで、白谷雲水峡のエリア化の要望を継続的にお客さまからいただいていましたが、屋久島国立公園内であるため新たな工作物の設置に制限があり対応できずにいました。
また、電気や通信回線がないため、携帯電話基地局の設置場所の確保が難航していました。
さらに、地形や樹木などの影響が大きく、お客さまに満足いただけるエリアを設計することが困難となっていました。

このたび、屋久島町とともに以下の取り組みを実施し、幻想的な森の世界観を損なうことなくお客さまが快適に携帯電話を利用できる環境を実現しました。

<取り組み内容>

  • 新規工作物の設置に制限があるため、既に設置済みの鹿児島県の建物に基地局を設置
  • 電気は、発電機や太陽光発電などではなく、白谷雲水峡にある屋久島町の小型水力発電機を利用
  • 通常の約2mのアンテナではなく、30cmの小型アンテナを導入し、景観に配慮
  • エリアの設計において、シミュレーションに加え実際に機材を設置して電波実験を実施

<通信エリア対策工事の様子>

<基地局と小型の丸型アンテナ>

KDDIは2014年から全国観光地の携帯電話のエリア化対策を実施しています。
屋久島ではすでに、宮之浦岳山頂、縄文杉、荒川登山口、ヤクスギランドの対策を実施しています。
2020年には屋久島町の要望により、安房川第一発電所の対策も行いました。
2022年9月には富山県にある黒部峡谷鉄道の全区間でエリア化対策が完了しました。
今後もサービスエリア拡大や品質向上ならびにお客さまによりご利用いただきやすい環境の整備を進めていきます。


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