2022年10月27日
KDDIは2022年10月27日、一般社団法人渋谷未来デザイン (所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 小泉 秀樹、以下 渋谷未来デザイン)、一般財団法人渋谷区観光協会 (所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 金山 淳吾、以下 渋谷区観光協会) を中心に組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」とともに、渋谷区内のさまざまな情報をデジタル空間上に再現し、分析や予測などを行うことでスマートなまちづくりを進める「デジタルツイン渋谷」(注1) を、リアル空間とバーチャル空間が連動したプラットフォームとして拡張します。
拡張した「デジタルツイン渋谷」では、リアル空間の環境をバーチャル空間上に再現するデジタルツインに、渋谷の街の写真や位置情報、ARを連動させることで空間を超えたコミュニケーションを実現します。
第1弾として、実際の街にあるアパレル店舗と商品をバーチャル空間に再現し、リアル空間の店員がバーチャル空間のお客さまを接客する実証実験を実施します。お客さまは店員へ質問が可能なほか、気になる商品を指差して伝えるなどリアル同様の自然な対話ができます。
今後KDDIはデジタルツインを活用し、アパレル店舗のほか、飲食業、観光業、不動産業、家電量販店や百貨店業など、実店舗を持つさまざまな業種とも実証を進めていき、2023年夏頃のサービス提供を予定しています。
第1弾では、アパレル店舗における店員とお客さまの接客、飲食店におけるお客さま同士のコミュニケーションを想定した実証実験を行います。実在する店舗とバーチャル空間内に再現された店舗において、空間を飛び越えた交流や接客を可能とします。
アパレル店舗では、実店舗とバーチャル店舗が一体化し、実店舗で工夫されている内装や照明などの雰囲気、買い物導線、陳列やポップなどの販促物をそのまま再現し、お客さまに体感いただけます。
またお客さまは店員に直接商品について質問することが可能なほか、空間全体が共有されるため近づいたり指差すなどのジェスチャーだけで、沢山並ぶ商品から気になる商品を自然に伝えることができます。飲食店 (バー) では、遠隔地からバーチャル空間のバーに入店し、現地のお客さまと互いに会話することができます。
<アパレルイメージ (バーチャル・リアル)>
<接客イメージ>
KDDIは「都市連動型メタバース」において、さらなる実在都市との連携強化、経済圏や生活圏の拡張に向け、「バーチャル渋谷」と「デジタルツイン渋谷」を、お客さまの目的や用途に合わせて提供していきます。
今年で3周年を迎える「バーチャル渋谷」は、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会を中心に組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が2020年5月に立ち上げた日本初の自治体公認の都市連動型メタバースです。2020年5月のローンチ以降、「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」や「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」、「シブハル祭」などバーチャルイベントを定期的に開催しています。
世界中から約100万人以上が参加し、第7回JACEイベントアワード最優秀賞、経済産業大臣賞やLondon International Awards 2022 Creativity In The Metaverse Goldなどさまざまな賞を受賞しています。
「バーチャル渋谷」公式サイト: https://vcity.au5g.jp/shibuya