2022年9月28日
東日本旅客鉄道株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 深澤 祐二、以下 JR東日本) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は2022年9月28日から、「高輪ゲートウェイStartup Program with JR東日本 × KDDI」(以下 本プログラム) を開始し、先進的でサステナブルなまちづくりのテーマに対して共創案をもつスタートアップのエントリーを受け付けます。
本プログラムでは、2025年に予定されている「高輪ゲートウェイシティ (仮称)」開業を見据え、高輪ゲートウェイ駅周辺エリアにて、JR東日本の保有施設やKDDIの5G通信環境などのアセットと、スタートアップの持つ先進的なテクノロジーやアイデアを掛け合わせ、新たなビジネス・文化が生まれ続ける街の体験価値を共創します。
<本プログラムのロゴ>
JR東日本は、品川開発プロジェクト (第I期) として、「高輪ゲートウェイシティ (仮称)」のまちづくりを推進しています。江戸への玄関口としての役割を担った歴史的背景および国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、開発コンセプトに「Global Gateway」を掲げ、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たな文化・ビジネスが生まれ続ける街を目指しています。
MICE施設、オフィス、商業等を含む複合棟Iおよび高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末 (2025年3月) に開業し、その他の棟 (複合棟II・文化創造棟・住宅棟) および各棟周辺エリアを2025年度中に開業します (注3)。
<高輪ゲートウェイシティ (仮称) のイメージ>
JR東日本グループは、スタートアップなどさまざまなアイデアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していく「JR 東日本スタートアッププログラム」を2017年より開催し、これまでに94件を採択、内閣府主催の第1回日本オープンイノベーション大賞で経済産業大臣賞、第3回同賞において環境大臣賞を受賞しました。また、JR東日本グループからJR東日本グループの抱える課題を提示して、優れたアイデアや先端技術を持つスタートアップとのマッチングを加速する課題先行型マッチングイベント「STARTUP PITCH」を実施するなど、JR東日本グループとスタートアップとの各分野での共創を推進しています。
KDDIは、2011年から国内事業会社初のインキュベーションプログラムとして、「KDDI ∞ Labo」を開始し、2021年で10周年を迎えました。2013年には国内大手企業複数社を束ねたパートナー連合を組成し、KDDIのみならずさまざまな大手企業と共にスタートアップとの連携を推進してきました。また、2018年にはインキュベーションプログラムから事業共創プログラムに形態を変え、2021年度はパートナー連合によるスタートアップの事業支援件数が年間300件を越えるなど、大手企業とスタートアップとの事業共創を目指した活動を継続しています。