JAXA「THINK SPACE LIFEアクセラレータプログラム」、JAMSSの健康管理支援サービス開発パートナーに選定

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~宇宙飛行士の健康管理手法で生活習慣病予防を目指す~

  • KDDI株式会社
  • 株式会社KDDI総合研究所
  • 株式会社PREVENT

2022年7月22日

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は2022年7月7日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (本社: 東京都調布市、理事長: 山川 宏、以下 JAXA) が立ち上げた「THINK SPACE LIFE アクセラレータプログラム2021 (該当項目へジャンプします注1)」(以下 本プログラム) を共催する有人宇宙システム株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 古藤 俊一、以下 JAMSS) の共創パートナーとして選定されました。JAMSSは本プログラムにおいて「持続可能な自己管理行動を支える遠隔・健康管理支援サービスの開発」を募集 (該当項目へジャンプします注2) し、KDDIは「宇宙飛行士の健康管理手法と行動変容を促す技術を用いた、健康管理プログラムの開発」を提案しました。

THINK SPACE LIFE with JAXA

<THINK SPACE LIFEロゴ>

KDDI、株式会社KDDI総合研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中村 元、以下 KDDI総合研究所)、株式会社PREVENT (本社: 愛知県名古屋市、代表取締役: 萩原 悠太、以下 PREVENT) の3社は、JAMSSと共に、宇宙飛行士の健康管理手法を活用した健康管理プログラムの開発を検討開始します。
KDDIの持つ5G通信を基盤に、JAMSSの宇宙飛行士の優れた健康管理手法とPREVENTのオンライン完結型の生活習慣病の重症化予防の知見、KDDI総合研究所の社会心理学や認知心理学の知見に基づく行動変容を促す技術などを掛け合わせ、地上生活者、宇宙飛行士および宇宙旅行者の生活習慣病の予防を目指します。また、JAXA「THINK SPACE LIFEプラットフォーム (該当項目へジャンプします注3)」からメンタリングや実証の場連携などの支援を受け、検討を加速していきます。

宇宙飛行士は、ミッションに指名されていなくても医学検査を行い、健康状態を管理・維持する必要があります。ミッション任命後は各種訓練・ミッションを無事遂行するための健康維持を支援し、帰還後は飛行前の体力と健康状態に戻れるよう、計画的にリハビリテーションを行います。
JAMSSは、少数精鋭の専門家が幅広い企業や機関と連携し、宇宙飛行士の健康管理を支援しています。これにより、宇宙飛行士の生活習慣病の発病など健康管理上のさまざまなリスクを低減しています。一方で、専門家の知見に頼るところが多く、代替がきかないことや、今後人類の宇宙進出の拡大が期待されている中で、宇宙飛行士や宇宙旅行者の健康管理の負担軽減も検討が必要となっています。

また、生活習慣病は、日本の医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めています。急速に進む少子高齢化により、高齢者医療費を支える現役世代の負担は増大しています。国民医療費適正化のために、生活習慣病の予防は重要な課題となっています。

KDDIおよびKDDI総合研究所は、新規ウィンドウが開きますKDDI VISION 2030で「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、人生100年時代における健康的な生活の支援に取り組んでいます。
PREVENTやJAMSSなどのパートナー企業と共に宇宙飛行士の健康管理の知見を明らかにし、地上生活者の生活習慣病を予防するプログラムを開発することでライフスタイルに変革をもたらすこと (Life Transformation) を目指します。加えて、地上生活者向けに作成したプログラムを宇宙飛行士向けの健康管理に適用し、宇宙飛行士の健康管理のDXを目指します。

3社はテクノロジーを活用し、誰もが思いを実現し、長く、前向きに生きられる社会作りへ貢献していきます。


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