2022年5月13日
KDDIは2022年5月12日、中間持株会社「KDDI Digital Divergence Holdings株式会社」(以下 KDH) を設立しました。また同日、アジャイル開発事業を行う「KDDIアジャイル開発センター株式会社」(以下 KAG) を設立しました。さらにKDDIは2022年7月1日付 (予定) で、子会社の「アイレット」「KDDIウェブコミュニケーションズ」「Scrum Inc. Japan」と新たに設立した「KAG」の合計4社を「KDH」の傘下に移管します。
デジタル・トランスフォーメーション (DX) の専業体制を構築することで、グループ内の連携強化ならびに多様な人財の拡充を図ることによりDX支援・開発を強化し、DX事業の拡大を目指します。
<2022年7月1日時点の体制>
KDDIは、「中期経営戦略 (2022-24年度)」において、5Gによる通信事業の進化と、通信を核とした注力領域の事業拡大を図る「サテライトグロース戦略」(以下 本戦略) を発表しました。本戦略において、DXは注力分野の一つであり、「KDH」は、「DX」におけるお客さま支援を主な事業とします。
これまで、KDDIは2018年に開設したDX共創スペースである「KDDI DIGITAL GATE」や、2020年から開始した「5G ビジネス共創アライアンス」など、法人のお客さまのDX支援を進めてきました。今回、「KDH」を設立することでグループ会社の効果的な連携を実現すると共に多様な外部DX企業との事業提携も拡大し、グループDX事業全体の価値最大化を実現します。
また、2013年からKDDIのサービス開発にアジャイル開発手法を採用し、実践してきました。今回、「KAG」として分社化することで、これまで培ったアジャイル開発の経験を活かし、法人のお客さまのDX開発を支援します。「KAG」の設立により、エンジニアがエンジニアらしく効率的に働けるさまざまな環境を整備し、地方への拠点拡大、積極的な人財採用を行い、拡大するDX開発の需要に対応し質と量の両面でリソース強化を推進します。
ビジネス環境の変化が加速する中、企業においてはテクノロジーを活用した差別化やビジネスの変革が求められています。KDDIは、「KDH」、「KAG」を設立することで、通信を軸にお客さまや社会と継続的につながり、付加価値を生むDXを推進し、5Gを活用した新規事業の創出や非通信事業の強化により、社会課題の解決やビジネスの変革を加速していきます。
会社名 | アイレット株式会社 |
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主な 事業内容 |
ITコンサルティング、システム開発、システム保守・運用、サーバハウジング・ホスティング |
設立年月日 | 2003年10月15日 |
本店所在地 | 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー |
代表者 | 代表取締役社長 岩永 充正 |
大株主および 持株比率 |
KDDI株式会社 100% |
資本金 | 7,000万円 |
会社名 | 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ |
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主な 事業内容 |
クラウド・ホスティング事業、ウェブサービス事業、プラットフォーム事業 |
設立年月日 | 1987年2月25日 |
本店所在地 | 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階 |
代表者 | 代表取締役社長 山崎 雅人 |
大株主および 持株比率 |
KDDI株式会社 100% |
資本金 | 6,500万円 |
会社名 | Scrum Inc. Japan株式会社 |
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主な 事業内容 |
Scrum Inc.認定資格セミナーの開催、スクラムコーチの派遣、コンサルティングなど |
設立年月日 | 2019年1月29日 |
本店所在地 | 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング |
代表者 | 代表取締役社長 荒本 実 |
大株主および 持株比率 |
KDDI株式会社 51%、Scrum Inc. 44%、株式会社永和システムマネジメント 5% |
資本金 | 7,500万円 |