2021年11月12日
KDDIは、有望なベンチャー企業との新たな事業共創を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社) を通じて、自分自身のアバターを自動生成できる統合アバタープラットフォーム「AVATARIUM (アバタリウム)」を運営する株式会社Pocket RD (本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 籾倉 宏哉、以下 Pocket RD) に出資しました。
Pocket RDは、「AVATARIUM」のほか、ブロックチェーン技術を活用した3DCGマーケットプレイス「Pocket Collection」を展開するテクノロジースタートアップです。
KDDIが提供する都市連動型メタバースにおいて、「AVATARIUM」と「Pocket Collection」は、リアルとバーチャルを繋ぐ欠かせない仕掛けであり、お客さまは街なかに設置したAVATARIUMスキャナーやアプリで作成したオリジナルアバターでメタバース空間に参加いただくことが可能です。
また、「Pocket Collection」を活用することで、アバターの着せ替えや変換のみならず、メタバース上でコンテンツのUGC (User Generated Content) 制作も可能となります。
KDDIは、"お客さまに一番身近に感じてもらえる会社"として、有望なスタートアップ企業への出資を通じたビジネス共創を促進し、お客さまやパートナー企業さまとともに、新しいビジネスモデルを創造していきます。
KDDI Open Innovation Fundは、ベンチャー企業を広く支援するコーポレートベンチャーファンドです。現在活動している「KDDI Open Innovation Fund 3号」は、運用総額約200億円規模で、AI・IoT・データマーケティング・フィンテック・B2B SaaS・エンターテイメントなどを注力分野としています。
Pocket RDなどの詳細は別紙をご参照ください。
Pocket RD は世界中の人々のあらゆるコミュニケーションをより表現力豊かにするために、産声をあげました。3D技術の向上は5G、6Gが整備される中、コンテンツビジネスを充実化するために全世界的に必須と考えています。ゲーム、スポーツ、フィットネス、ヘルスケア、ファッション、映画、広告など活用の幅は広がり、その中核のすべてのコンテンツは、3Dによる知を得ることにより、画期的なビジネスが生まれると思っています。未知のミライへのステップとして、世界中の既存の3D技術の粋を集め、より新しく、より面白いを革新的な技術により、不可能を可能にし、ひとつひとつそのミライをカタチにします。
メタバースやゲームをはじめとするデジタル空間において、AVATARの重要性は急速に高まりつつあります。リアルな自分を「代弁」して、「自分の性格や雰囲気」を綺麗に体現するものがAVATARです。AVATARはリアル空間からデジタル空間へ入るときの「入口」と捉えています。「AVATARIUM」は撮影から用途に合わせたアバターを全て同時に自動生成することを可能とし、外部環境へもシームレスなエクスポートを実現します。エクスポート時の対応ファイル形式は、OBJ、FBX、PLY、glTF、VRMを実装しています。特殊なアバターを活用するメタバースの対応も完了しており、今後も業界ニーズに合わせて順次機能追加します。
<「AVATARIUM」イメージ>
ブロックチェーンを活用し、3D技術を活用したアートワークなど、CG創作物全般の大量保存、2次創作、2次流通、販売が可能なサービスです。作品の2次創作、2次流通においても権利を管理し、利益分配を行え、多くのクリエイターが創作に関わることによりブラッシュアップし、クリエイティブの価値をさらに高めることが可能なプラットフォームです。
また、多くのクリエイターの創作活動における中心的なプラットフォームとなれるように大容量ストレージ機能によるポートフォリオ掲載機能、プロジェクトマネジメント機能によるグループによる制作活動、マーケットプレイス機能による購入・販売も可能にし、その創作活動を全面的に支援します。
さらに、法定通貨NFTの発行ASPとしても利用可能であり、事業提携先も現在募集しています。
<「Pocket Collection」イメージ>
詳細はホームページにてご確認ください。