2021年10月5日
KDDIは、お客さまに関わるデータ (以下 パーソナルデータ) の取り扱いを、よりわかりやすくお伝えすることでお客さまが安心してサービスを利用できるよう、プライバシーポリシーを改定 (以下 本改定) し、2021年11月17日から適用を開始します。本改定は、外部の有識者から構成されるアドバイザリーボードを設置し、議論を重ね、検討しました。
また、本改定にあわせて、2021年10月5日以降順次、パーソナルデータの取り扱いを体系的にまとめた「プライバシーポータル」に、イラストなどを用いた解説コンテンツを追加していきます。
<本改定の概要>
KDDIは、パーソナルデータの取り扱いについてプライバシー保護の重要性を認識し、2019年12月に「データ利用における基本指針」を公開し、2020年1月からプライバシーポータルを提供するなどデータの適切な活用を推進してきました。
Society5.0の実現に向け、5GやAIなどの技術とともにデータの活用が進展し、今まで以上にプライバシー保護への関心も高まっています。そのため、これまでの取り組みをより一層発展させ、プライバシー保護の実践と安心・安全なデータ活用が求められています。
プライバシーポリシーを改定し、今まで通信事業や金融サービスの各種代理業など、事業分野別に複数存在したポリシーを統合することで、よりシンプルな構成に変更します。また、各事業の専門用語を用いた利用目的の記載を一般用語に見直し、よりわかりやすい表現に改めます。
なお、本改定によって、お客さまのパーソナルデータの利用目的に変更はありません。
また、au IDを中心とした適切なパーソナルデータの取り扱いの徹底とお客さまの利便性の向上を目的に、パーソナルデータの利用に関する同意取得画面の内容のリニューアルと表示タイミングの変更を行います。これまで、お客さまに特に説明が必要な利用目的などについて、複数のサービスで共通の同意取得画面を表示していましたが、今後はau IDの作成・ログイン時のみに表示します。
お客さまにKDDIのパーソナルデータの取り扱いに関する理解を深めていただけるよう、イラストなどを用いた解説コンテンツを追加し、プライバシーポータルをリニューアルします。
<リニューアルのイメージ>
各取り組みを社内で実践すべく、PIA (プライバシー影響評価) を実施する体制を整備し、事前にプライバシーへの影響を評価・検討することで、必要な対策を実施していきます。
また、KDDIのデータの取り扱いについて、第三者の視点から意見をもらうことでお客さまの体験価値向上・社会の持続的発展を推進するべく、さまざまな領域の有識者から構成されるアドバイザリーボードを設置しました。アドバイザリーボードでの議論の内容はプライバシーポータル内に掲載しています。
<アドバイザリーボード委員>
沢田 登志子 一般社団法人 ECネットワーク 理事
宍戸 常寿 東京大学大学院 法学政治学研究科 教授
篠原 治美 一般財団法人 日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) 電子情報利活用研究部 参事
森田 朗 【座長】一般社団法人 次世基盤政策研究所 代表理事
森 亮二 英知法律事務所 弁護士
(敬称略・五十音順)
KDDIは、今後もお客さまに関する情報の取り扱いについてお客さまのご理解を深めるためにわかりやすく周知していくとともに、安心してサービスをご利用いただけるよう努めていきます。
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「心をつなぐ~安心で豊かなデジタル社会構築~」に該当します。