2021年9月28日
富士通株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 時田 隆仁、以下 富士通) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、新たなデジタル社会の実現と5Gをベースとしたビジネス共創に向けて、富士通が持つローカル5GとKDDIが持つau 5Gの技術を活用し、新たなお客さま体験価値の創造や社会課題解決に資するサービスの実現を目的とするパートナーシップを締結しました (以下 本締結)。
本締結を踏まえ、富士通とKDDI (以下 両社) は、以下の取り組みを2021年9月28日から実施します。
(1) ローカル5Gとau 5Gを相互連携する「5G Service Platform」実現に向けた技術実証
(2) リアル (現実空間) とバーチャル (仮想空間) を融合したBtoBtoXサービスの共創
(3) 両社が運営する5Gアライアンスへの相互参加による、パートナー企業とのエコシステムの構築
「5G Service Platform」は、ローカル5Gとau 5Gを連携しBtoBtoXのサービスを全網羅的に繋ぐプラットフォームサービスです。「5G Service Platform」を介して、ショッピングモール・ジム・レストランなどのリアルな場所での体験がバーチャルによって拡張される世界の実現を目指します。コンシューマー向けビジネスを高度化させたい企業、街や施設全体の価値向上を目指す企業、自治体などに提供する予定です。
新型コロナウイルス感染症の影響により、人と人が接触しコミュニケーションすることが難しい状況の中、持続可能な社会システムの構築や、デジタル活用の動きをさらに加速させることの重要性が高まっています。また、グローバルな気候変動に対応するため、人・モノ・サービスをリアルタイムに繋ぐことでエネルギーの効率的な利用や廃棄ロスの軽減などを実現し、企業や自治体の脱炭素化、環境・社会課題の解決に貢献することも急務です。こうした社会課題の解決や社会のデジタル・トランスフォーメーション (DX) を支援するため、両社は5Gを基盤としたリアルとバーチャルを融合させた新たな体験型価値やサービスの提供に向けて、パートナーシップを締結しました。
富士通は、社会課題を起点としたビジネス創造に向け、さまざまなパートナーのみなさまとの共創活動を推進しています。今回、KDDI様とともに目指す社会像をこのような形で発表できたことは大変喜ばしく、両社のパートナーシップによって5Gが生み出す価値がひろがり、社会課題への取り組みがより一層加速することを期待しています。
KDDIは、5Gビジネス共創アライアンスの設立などを通じ、立場や業界を超えて協力し、5G活用による社会課題解決および新たな価値創出を推進しています。今回、富士通様と双方の5Gアセット及び基盤を連携することでBtoBtoXモデルにおける新たな価値提供に向けた共創活動を行えることを大変嬉しく思っています。
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