2020年8月26日
独立行政法人国立高等専門学校機構仙台高等専門学校 (所在地: 宮城県仙台市、校長: 福村 裕史、以下 仙台高専) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、5G/IoTなど先端技術を活用した遠隔教育やプログラミング教育などを通じて、地域を担うイノベーション人財の育成を目指す包括的連携協定 (以下 本協定) を2020年8月26日に締結しました。
両者はKDDIが有する5GやIoTなど先端技術を活用した教育プラットフォームの整備や、地方創生における共創パートナー企業の知見を活用した起業マインドの醸成などを通じて、地域産業を担うイノベーションの創出やデジタルトランスフォーメーション (DX) の推進をリードする人財の育成を目指します。
【取り組み例】
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詳細は別紙をご参照ください。
仙台高等専門学校は、宮城工業高等専門学校 (1963年4月1日設置) と仙台電波工業高等専門学校 (1971年4月1日設置) とを高度化再編し、2009年10月1日に設置され、「高度に複合化した産業界で技術開発の中核を担う実践的・創造的な能力を有し、次世代のものづくり技術者として国際的に通用する、人間性豊かな人財の養成を通じて、科学技術と人間社会の調和的発展に寄与する。」を設立理念として掲げています。
中学校卒業後の早い年齢段階から5年間の一貫教育を行う高等教育機関として、広瀬キャンパス (情報・電子系) と名取キャンパス (機械・電気・材料系、建築系) の2キャンパスに1学科8コースを設け、幅広い場で活躍する実践的・創造的技術者の養成を目指しています。
仙台高等専門学校は、以前から産学連携・地域連携に努めてきましたが、これまで以上に地元企業と連携し地域の発展に貢献するため、専攻科1年の学生を対象に「課題解決型インターンシップ」を実施しています。教職員・学生が地元企業をより理解し、学生の地元定着の契機となるよう2015年から開始した取り組みで、学生の就業体験を主目的とする従来のインターンシップとは異なり、学生が1~3カ月の期間企業の実際の課題に取り組み、その課題を解決することを目的としています。
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~地方・都市の持続的発展~、~次世代の育成~」に該当します。
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<KDDIが目指す地方創生の姿>