KDDI Open Innovation Fund 3号 新投資プログラム「B2B SaaS Fund Program」を開設
~第1号案件としてクラウドRPAを展開するBizteXに出資~
2020年4月20日
KDDIは2020年4月20日、クラウド市場およびSaaS (Software as a Service) 領域の成長を見据え、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社、以下 KOIF3号) の投資プログラムに「B2B SaaS Fund Program」(以下 本プログラム) を新たに追加しました。
あわせて、本プログラムの第1号案件として、クラウドRPA (Robotic Process Automation) を展開するBizteX (ビズテックス) 株式会社 (本社: 東京都新宿区、代表取締役: 嶋田 光敏、以下 BizteX) に出資 (以下 本出資) しました。
1. 本プログラムについて
(1) 背景
- 国内のクラウド市場は、企業システムにおけるクラウドファーストの浸透により、さまざまな領域での活用が見込まれ、前年比20パーセント近い成長が続くと予測されます (注1)。
- 近年では、特定の職種や機能に特化したSaaSが登場し、企業におけるSaaS活用の領域が拡大し続けています。
- KDDIはこれまでも国内外のクラウド事業者とのパートナリングにより、法人のお客さまにSaaSをはじめとしたクラウドサービスの提供を行ってきました。今後さらなる市場拡大が見込まれる中、高成長を続けお客さまのビジネス変革をリードするB2B SaaSベンチャーに対して積極的な投資と事業支援を実施するため、本プログラムを設立しました。
(2) 実施内容
- 本プログラムを通じた企業支援と、KDDIグループが持つリソースや技術を活用した事業の創出で、法人のお客さまがさまざまなSaaSを安心して活用できるようサポートし、お客さまの働き方変革やデジタルトランスフォーメーションによる事業拡大に貢献していきます。
2. 本プログラムの第1号案件 BizteXについて
- BizteXは、日本初 (注2) のクラウドRPA「BizteX cobit」(以下 cobit) を展開しています。
cobitは、データ入力・収集などの定型業務をロボットが代行するインストール不要、プログラミング不要のSaaS型RPAとして、広告や人事部門など多くの分野で1,000社を超える導入実績を有しています。
- 今後BizteXは、複数のSaaS型サービスや基幹システムとの連携強化を通じて、クラウドRPAを中核とした総合的な業務の自動化を実現する「Automation Tech領域」での事業成長を推進します。
- KDDIは本出資を通じてBizteXの事業成長を支援するとともに、KDDIの法人のお客さまのビジネスモデルの変革をBizteXと実現すべく事業の創出を進めていきます。
KDDIは、"お客さまに一番身近に感じてもらえる会社"として、有望なスタートアップ企業への出資を通じたビジネス共創を促進し、お客さまやパートナー企業さまとともに、新しいビジネスモデルを創造していきます。
(参考)
1. BizteXの概要
KDDI Open Innovation Fundは、ベンチャー企業を広く支援するコーポレートベンチャーファンドです。現在活動している「KDDI Open Innovation Fund 3号」は、運用総額約200億円規模で、AI、IoT、ビッグデータ、フィンテックを注力分野としています。