2019年10月24日
KDDIは5G時代を見据え、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社、以下 KOIF3号) を通じて、AIによる配送ルート最適化サービスを提供する株式会社オプティマインド (本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長: 松下 健、以下 オプティマインド) に出資しました。
オプティマインドは、配送センターから個人宅などへの配送ルートを最適化する独自のクラウドサービス「Loogia (ルージア)」を提供しています。これにより複雑な現場制約を加味した配送計画の作成時間短縮や、最適な駐車位置を考慮した効率的な配送ルートの作成が可能となり、配送コストの削減を実現します。
<「Loogia」サービスイメージ>
本出資は、KDDIグループが持つベンチャー企業ネットワークおよび知見を積極活用する投資プログラムの1つである「ARISE AI Fund Program」を通じて実施し、KDDIグループの株式会社ARISE analytics (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 家中 仁、以下 ARISE) とのビジネス共創を見据えた取り組みです。
なお、KDDIおよびARISEは、KDDIのビジネスIoTソリューション、ARISEのデータ分析技術、オプティマインドのルート最適化技術の3点を組み合わせた高度な配送ソリューションを共同で開発中です。今後、小売業や飲食業、エネルギー業などさまざまな業界への展開を検討していきます。
また、KDDIは今回の出資を契機に、オプティマインドとMaaS領域においても連携を深め、新たな技術開発・事業共創を進めていきます。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、有望なスタートアップ企業への出資を通じたビジネス共創を促進し、新しい体験価値を創造していきます。
KDDI Open Innovation Fundは、ベンチャー企業を広く支援するコーポレートベンチャーファンドです。現在活動している「KDDI Open Innovation Fund 3号」は、運用総額約200億円規模で、AI、IoT、ビッグデータ、フィンテックを注力分野としています。