5G時代を見据えた先端テクノロジー スポーツ行動認識AI×IoTボールでアスリートを育成・支援

このページを印刷する

~ボールの軌道と正しい姿勢をスマホでかんたん表示~

  • KDDI株式会社
  • 株式会社KDDI総合研究所
  • 株式会社アクロディア

2019年10月7日

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI)、株式会社KDDI総合研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中島 康之、以下 KDDI総合研究所)、株式会社アクロディア (本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 堤 純也、以下 アクロディア) は、スマートフォンなどのカメラで撮影したスポーツ選手の映像から手や足の指先を含む骨格点65点の動きを認識するスポーツ行動認識AIとセンサー内蔵型ボールからスマートフォンで取得したデータを活用し、選手の技術向上に役立てることができる、アスリート育成支援システム (以下 本システム) を開発しました。
本システムは、2019年10月15日から2019年10月18日に幕張メッセ (千葉県千葉市) で開催される展示会「CEATEC 2019」のKDDIブースに展示します。

p_index_01.jpg

協力: 筑波大学 蹴球部

<アスリート育成支援システムの概要>

これまでKDDIとKDDI総合研究所は、単眼カメラの映像からスクワットなど31種類のトレーニング動作や姿勢を認識する「宅内行動認識AI (該当項目へジャンプします注1)」に加え、指先を含む骨格などの動きやボールを捉え、パスやキャッチなどの基本動作を認識する「スポーツ行動認識AI (該当項目へジャンプします注2)」の開発を進めてきました。

本システムは、スポーツ行動認識AIを活用しスマートフォンで撮影した競技者の映像から65カ所の骨格点を抽出して競技者の動きを捉え、フォームや身体の使い方を認識し、分析することが可能となります。加えて、アクロディアが開発したセンサー内蔵型ボールを使い、ボールの速度や回転数、回転軸などのデータと競技者の動きを組み合わせ、競技者の動きがボールに与える影響などを分析し、フォームの改善点などをアドバイスすることが可能となります。

また、今回本システムの開発に伴い、アクロディアは「TECHNICAL PITCH」に続くアスリーテック対応デバイスとして、センサー内蔵型サッカーボールを開発しました。
アクロディアとKDDIは、2019年7月9日より、センサー内蔵型ボールなどのIoTデバイスから取得したデータを活用し、選手の技術向上に役立てることができる、スポーツIoTプラットフォーム「athleːtech (アスリーテック) (TM)」(以下 アスリーテック) の提供およびアスリーテック上に蓄積されるデータを活用したスポーツテックサービスを開始しました (該当項目へジャンプします注3)。

今後KDDI、KDDI総合研究所、アクロディアは、5G時代を見据えて、大容量の動画コンテンツの活用や、蓄積されたデータを利用したオンラインコーチング、ケガの予兆検知など、アスリートを全般的にサポートする情報提供が可能な環境の整備や、本システムのアスリーテックへの導入の検討を進めていきます。

詳細は別紙をご参照ください。


<別紙>

■アスリート育成支援システムの概要

  • (1)

    スポーツ行動認識AIで全身の骨格65点を抽出し、詳細な動きを認識

    カメラ映像から選手の大まかな骨格や目や鼻の位置17点を認識後、17点の骨格の位置から手の指関節42点、足の指関節6点を認識し、合計65点の骨格の動きから選手のフォームや身体の使い方をリアルタイムかつ正確に解析。
  • (2)

    センシングボールでボールの動きを数値化

    競技者が普段通りの投球や競技を行うだけで、ボールの球速/回転軸/回転数等ボールの挙動を数値化し、スマートフォンでデータをリアルタイムに確認。
  • (3)

    5G時代を踏まえたテクニカルデータの公開/共有

    4Kといった高画質な動画からスポーツ行動認識AIにより認識した選手の挙動やセンシングボールで認識したボールの挙動から、選手の挙動の変化にともなうボールへの影響を視覚化。選手自身のテクニカルデータの公開により、コーチングへの活用が可能に。

(参考) IoTサッカーボールの概要

3次元モーションセンサーを搭載したボール型IoTデバイスです。スマートフォンとペアリングを行い、センサーより送られてくるデータを基に「球速」「回転数」「回転軸の角度」などを専用アプリで解析します。
また、専用アプリでは動画を同時に撮影し、解析データと映像データの2つを同期させた状態で保存することができます。

<本体イメージ図>

通信方式 Bluetooth 5.0対応
通信距離

見通しの良い場所で約20m

  • 参考値であり保証するものではありません
搭載3次元モーションセンサー 角速度センサー (3軸)
加速度センサー (3軸)
地磁気センサー (3軸)
対応端末 Bluetooth (TM) および地磁気センサーが搭載されているiPhone、Android (TM) スマートフォン
対応OS iOS 9.0以上
Android (TM) OS 5.0以上
  • 会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。