2019年9月17日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI)、株式会社Goolight (本社: 長野県須坂市、代表取締役社長: 丸山 康照、以下 Goolight)、アソビズム株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役: 大手 智之、以下 アソビズム)、一般社団法人スラックライン推進機構 (本部: 長野県上高井郡小布施町、代表理事: 林 映寿、以下 スラックライン推進機構)、長野県上高井郡小布施町 (町長: 市村 良三、以下 小布施町) は、2019年9月15日に小布施総合公園で開催された「2019スラックラインワールドカップジャパン・フルコンボ」において、第5世代移動通信システム「5G」(以下 5G) を活用し、ライン上で繰り広げられる高度な競技の様子を4K高精細映像で撮影し、会場内に設置した大型モニターでリアルタイムに中継すると同時に、競技の難易度やジャンプの高さなどの判定結果を表示することによる選手と一体感のある観戦体験を提供しました。
<大会の模様>
スラックラインは幅5cmのライン上でアクロバティックな技を展開し、その難易度や美しさを競い合うニュースポーツであり、世界約80カ国において300万人以上が愛好しています。他方、ニュースポーツであるが故に、競技のルールや技の難易度などを観戦者と共有できず、観客同士や選手と観客の一体感といった大会の活性化が課題となっています。
今回の取り組みでは、スラックラインの競技エリアを5Gエリア化し、競技中の選手を4K高精細映像で会場内の大型モニターにリアルタイムに伝送するとともに、選手がラインを使って跳びはねる技の難易度やジャンプの高さ、ジャンプの連続回数の判定結果を投影することで、一体感のあるスポーツ観戦体験を提供しました。加えて、傾きセンサーを通じてラインの振動を読み取り、観戦エリアに設置した観客席に5Gで伝送することで、選手が体感する衝撃をリアルタイムに疑似体験する取り組みを実施しました。
このような5Gを活用した映像伝送による新たな観戦スタイルは、スラックラインなどのニュースポーツのルール理解浸透や楽しさを伝えるツールとして活用が期待されます。
なお、本取り組みは、総務省の5G総合実証試験 (注) の一環として実施しました。
KDDIは「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、5G/IoTをはじめとする最先端のテクノロジーを活用し、パートナー企業とともに、スポーツの振興や新たな観戦体験の創造に貢献していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
2019年9月15日に開催された「2019スラックラインワールドカップジャパン・フルコンボ」において、以下のとおり実施しました。
<本試験概要>
(参考) スラックライン
幅5cmのライン上でアクロバティックな技を展開し、その難易度や技の美しさを競い合うニュースポーツ。世界約80か国、300万人以上が愛好している。小布施町は2017年にアジア初となるワールドカップ、2018年にはジャパンカップの開催地としてスラックラインの聖地と言われている。