2019年8月27日
株式会社横浜DeNAベイスターズ (本社: 横浜市中区、代表取締役社長: 岡村 信悟、以下 横浜DeNAベイスターズ) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、第5世代移動通信システム「5G」(以下 5G) やIoTを活用した「スマートスタジアム」の構築に向けパートナーシップ契約を締結 (以下 本締結) しました。
KDDIは、横浜DeNAベイスターズ、横浜スタジアムが進める野球をきっかけにコミュニケーションを育み、地域のランドマークを目指す「コミュニティボールパーク」化構想に共感し、5GやIoTによるサポートを行います。
今後、両社は2020年春以降、スマホ決済サービスなどスタジアムにおける来場者の利便性向上をはじめ、5GとXR (注) や自由視点を組み合わせた映像テクノロジーを活用し、お客さまが好きな視点でリプレイ視聴ができる新たな野球観戦の提供を目指します。
さらに、試合開始前後に、野球が好きな人はもちろん、野球を観戦したことがない人も気軽に横浜スタジアムで楽しめるような、横浜スタジアムのエンターテインメント化を共同で検討します。現地体験の向上とファンの拡大を目指し、野球のシーズンオフ期間においても、横浜スタジアムが地域のランドマークとなるよう、取り組みを推進していきます。
また、KDDIは、内閣府が実施する、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下 NEDO) が管理法人を務める内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム (以下 SIP) の『ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究』に採択されました。横浜DeNAベイスターズ協力のもと、2019年8月27日からプロ野球開催日に、横浜スタジアム内外に「デジタルサイネージ」を設置し周辺エリアに来たお客さまへ便利でお得な情報を配信します。
また、AR技術を活用してお客さまに楽しくお得にエリアを回遊できる「ARスタンプラリー」を実施するほか、横浜スタジアムの売店・立ち売り販売員やスタジアム周辺の飲食店などでバーコードやQRコードを使ったスマホ決済サービス「au PAY」のキャンペーンを実施します。
SIPについては、横浜市とも連携し、横浜スタジアム周辺の地域活性化の取り組みなど、お客さま体験価値向上に向けた取り組みを実施していきます。
横浜DeNAベイスターズとKDDIは、5GやIoTをはじめとするさまざまなテクノロジーを活用した「スマートスタジアム」を構築していくことで、お客さまに新しい体験価値を創造していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
KDDIは以下、3つの取り組みを2019年8月27日以降順次実施します。なお、本取り組みについては、2019年シーズンのみの実施となります。
SIPとは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が推進する、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム」です。
このたび、「SIP第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究」の「研究開発項目: パーソナルデータ分野: 特定エリアにおける行動データの事業者間の連携によるアーキテクチャの実証研究の実施」(管理法人: NEDO) にKDDIが採択されました。
これにより、横浜DeNAベイスターズと連携し、横浜スタジアムを中心に行動データをセンシングし、スタジアム及び周辺エリアにおけるエリアマーケティング施策に関する実証研究を実施することとなりました。上記の、「スマートスタジアム化」にむけた3つの取り組みは、SIPの実証研究の一環として実施します。
本実証研究に関する詳細はこちらをご参照ください。