2019年3月28日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、2019年5月15日より、グローバルに事業展開を図るお客さま向けにさまざまなIoT機器の通信接続からデータ活用サービス、各国の法規制等に係る手続きまでワンストップにて提供するKDDI「IoT世界基盤」(注1) のお客さま商用トライアル受付を開始します。
KDDI「IoT世界基盤」では、企業のIoTビジネスのグローバル展開における課題を3つのサービスで解決し、お客さまのビジネス変革と事業拡大を強力にサポートしていきます。
KDDI「IoT世界基盤」の提供にあたり、グローバルIoT事業で協業する (注2) 株式会社日立製作所 (本社: 東京都千代田区、執行役社長兼CEO: 東原 敏昭、以下 日立) は、デジタルイノベーションを加速する「Lumada」(注3) で蓄積した豊富な各種ユースケース・ソリューションを活用し、お客さまのIoTデータの価値化を支援します。
<KDDI「IoT世界基盤」>
KDDI「IoT世界基盤」では、GDPRや各国の法規制に備えてデータ蓄積・活用のための基盤を整備します。
今回日立は、Lumadaによる技術や知見を活かし、IoT世界基盤のデータ蓄積・活用基盤を構築し、グローバルに展開したIoT機器のデータの一括収集・蓄積を容易にします。地域毎にデータを蓄積しつつも、必要なデータをグローバルから一箇所に集約し、統合管理することも可能です。
また、収集したデータを分析しやすいデータ構成へ再定義して分析者視点でデータを可視化するほか、「Lumada」の豊富な各種ユースケース・ソリューションの活用により、データ蓄積にとどまらないさまざまなアプリケーションの開発、展開のサポートや、IoT機器の稼働状況分析や位置追跡といったお客さまのIoTデータの価値化を幅広く支援します。
IoT機器をグローバルに展開するにあたり、対地・回線数などの諸条件に応じ、当社が提携する現地キャリアへの直接接続もしくはローミング事業者の活用により、お客さまへ最適なネットワークを提案します。お客さまは各国の通信キャリアと個別交渉し回線契約を行う必要や通信キャリアごとに異なるIoT管理環境を意識することなく統合的に管理が可能となります。
お客さまは、IoT機器のグローバル展開において、各国の法規制に準拠する必要があります。KDDIは、長年培ったグローバルキャリアビジネスの知見や海外事業者との接点を活かし、各国の法規制調査から認証取得まで代行することで、お客さまのグローバル展開を適切かつスピーディにサポートします。
KDDIは、日立をはじめ今後もさまざまなビジネスパートナーとともに、産業機械や工場の生産設備、エネルギーや交通など社会インフラ分野の設備管理など幅広い分野において本基盤の適用を進め、さまざまな設備・機器から生まれた多様なデータから新たな価値を創出する、KDDIのグローバルでのIoTの事業展開に取り組んでいきます。
なお、KDDIは2019年4月10日から4月12日の3日間、東京ビッグサイトで開催される2019 Japan IT Week内「第8回IoT/M2M展」に出展します。KDDIブースでは、KDDI「IoT世界基盤」をはじめ、5G・IoTの先進性・独自性を訴求する"体験型"の展示を通じて、2020年代で実現される新しい通信の世界観を紹介します。
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