カブドットコム証券・じぶん銀行の資本異動について

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  • 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • 三菱UFJ証券ホールディングス株式会社
  • 株式会社三菱UFJ銀行
  • KDDI株式会社

2019年2月12日

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ (代表執行役社長: 平野 信行 (ひらの のぶゆき)、以下 MUFG) の連結子会社である三菱UFJ証券ホールディングス株式会社 (取締役社長: 荒木 三郎 (あらき さぶろう)、以下 MUSHD) および株式会社三菱UFJ銀行 (取締役頭取執行役員: 三毛 兼承 (みけ かねつぐ)、以下 三菱UFJ銀行) とKDDI株式会社 (代表取締役社長: 高橋 誠 (たかはし まこと)、以下 KDDI) は、ネット金融ビジネスの強化を目的として、MUSHDの連結子会社であるカブドットコム証券株式会社 (代表取締役社長: 齋藤 正勝 (さいとう まさかつ)、以下 カブドットコム証券) ならびに、三菱UFJ銀行およびKDDIの持分法適用関連会社である株式会社じぶん銀行 (代表取締役社長: 柏木 英一 (かしわぎ えいいち)、以下 じぶん銀行) の資本異動について以下のとおり合意しましたので、お知らせします。

1. 背景・目的

三菱UFJ銀行とKDDIは、モバイルに特化したネット銀行として、2008年6月にじぶん銀行を共同で設立しました。じぶん銀行とカブドットコム証券は、2013年12月に金融商品仲介サービスを開始するなど、さまざまな業務提携を行っています。また、KDDIとカブドットコム証券は現物株式売買手数料の割引サービスである「auで株式割」をはじめとするサービスを展開するなど、MUFGとKDDIは、ネット金融ビジネスにおいて、さまざまな協業を行ってきました。
MUFGとKDDIは、両社のネット金融ビジネスの推進力を高め、じぶん銀行およびカブドットコム証券の双方の企業価値をさらに高めていくためには、KDDIグループの各種サービスとの連携を深めるとともに、KDDIグループの顧客基盤、デジタルマーケティングリソース、ビッグデータを活用し、モバイルの利便性と金融サービスを組み合わせた新しい金融体験を創造することが必要との認識で一致し、このたびの合意に至りました。
今後、MUFGとKDDIは、MUFGがもつ、国内個人3,400万人、国内法人130万社の強固な顧客基盤、金融ノウハウと、KDDIがもつ、auの約4,000万 のお客さま、約1,500万超の「auスマートパス」会員、約2,500のauショップ (該当項目へジャンプします注1)、そして決済プラットフォームなどの基盤、ITノウハウを融合し、じぶん銀行、カブドットコム証券の企業価値向上に向けた各種取り組みを行っていきます。

2. 各資本異動に関する合意内容等

  • (1)

    カブドットコム証券

    KDDIは、KDDIの完全子会社として設立予定であるLDF合同会社 (以下 LDF) が、カブドットコム証券の普通株式 (MUSHDが保有する普通株式を除きます。) および新株予約権に対して金融商品取引法 (昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。) に定める公開買付け (以下 本公開買付け) を実施すること (該当項目へジャンプします注2) を、取締役会において本日付で決議しました。
    また、MUSHDとKDDIは、LDFが本公開買付けを実施すること (該当項目へジャンプします注2)、および本公開買付け後のカブドットコム証券の運営などに関して合意し、本日付で株主間契約を締結しました。
    三菱UFJ銀行は、本公開買付けに対して21,035,200株 (6.31%) を応募すること (該当項目へジャンプします注3) などを、経営会議において本日付で決議し、KDDIと本日付で公開買付応募契約を締結しました。
    本公開買付け成立後の一連の手続により、最終的な株式保有割合は以下のとおりとなる見込みです。

    異動前の株式保有割合
    (2018年9月30日現在)
    三菱UFJ証券ホールディングス株式会社
    株式会社三菱UFJ銀行
    52.96%
    6.31%
    異動後の株式保有割合 三菱UFJ証券ホールディングス株式会社
    LDF合同会社
    51.00%
    49.00%

    併せてMUSHD、KDDI、カブドットコム証券は、本公開買付けの成立を前提として、カブドットコム証券の事業をネット専業証券上位の競合他社に匹敵する規模へと拡大すべく、MUSHDの継続的支援とKDDIの顧客基盤からの送客によりカブドットコム証券の顧客基盤拡大および商品力強化に注力し、企業価値を最大化させること、および社名を「auカブコム証券株式会社」に変更することに関して合意し、本日付で業務提携契約を締結しました。
    なお、本公開買付け等の具体的内容は、KDDIが本日公表した「カブドットコム証券株式会社 (証券コード8703) の株券等に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」をご参照ください。

  • (2)

    じぶん銀行

    三菱UFJ銀行とKDDIは、じぶん銀行が2019年4月1日付で実施する第三者割当増資 (約250億円) をKDDIが単独で引き受け、じぶん銀行をKDDIの連結子会社とすること (該当項目へジャンプします注4)、社名を「auじぶん銀行株式会社」に変更すること (該当項目へジャンプします注4)、および第三者割当増資後のじぶん銀行の運営等に関して合意し、本日付で株主間契約を締結しました。

    異動前の株式保有割合
    (2019年1月1日現在)
    KDDI株式会社
    株式会社三菱UFJ銀行
    50.00%
    50.00%
    異動後の株式保有割合 KDDI株式会社
    株式会社三菱UFJ銀行
    63.78%
    36.22%

    MUFGは高度化する各種金融規制への対応や金融商品の開発など、金融ビジネスに関する知見と長年培った「安全・安心」への取り組みをじぶん銀行に提供するとともに、先進的なデジタル技術や、国内外のFinTech企業の新しいアイデアやサービスを組み合わせた次世代金融サービスを協働して創り上げ、じぶん銀行の企業価値の最大化を図っていきます。
    また、KDDIは、これまで培ってきた顧客基盤やデジタルマーケティングリソース、ビッグデータをじぶん銀行に提供するとともに、お客さまとのタッチポイントを継続的に創出し、お客さまのライフステージに応じたサービスの提案力強化を支援することで、じぶん銀行の企業価値の最大化を図っていきます。
    なお、第三者割当増資の具体的内容は、KDDIが本日公表した「株式会社じぶん銀行の第三者割当増資引受け (子会社化) に関するお知らせ」をご参照ください。

  • (3)

    今後のスケジュール

    カブドットコム証券じぶん銀行
    2019年4月 (予定) KDDIによる本公開買付け実施
    (各国の独占禁止法対応完了後)
    KDDIによる第三者割当増資引受け・連結子会社化 (4月1日を予定)
    2020年3月末まで (予定) 「auカブコム証券株式会社」への社名変更 「auじぶん銀行株式会社」への社名変更 (該当項目へジャンプします注4)
  • 注1)
    KDDI各数値は2019年1月31日時点。auのお客さまは法人除く。
  • 注2)
    「カブドットコム証券株式会社 (証券コード8703) の株券等に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」において定められた本前提条件が充足されたことなどを条件とします。
  • 注3)
    公開買付応募契約に定められた前提条件が充足されたことなどを条件とします。
  • 注4)
    関係当局の許認可を取得することなどを条件とします。

  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。