2019年1月10日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI)、株式会社フジテレビジョン (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 宮内 正喜、以下 フジテレビ) は、2019年1月12日・13日に開催される「ジャパネット杯 春の高校バレー 第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会 (以下 春高バレー)」準決勝・決勝戦にて、AR技術を活用しお客さまのスマートフォンでバレーボールの新しい観戦体験をお楽しみいただける「AR観戦」や、4DREPLAY, Inc. (本社: 米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO: Hongsu Jung) が開発・販売する「4DREPLAY」を活用した自由視点映像の会場内配信を実施します (注1)。
「AR観戦」では、コート両エンドライン後方2視点などマルチアングルで観戦可能な「視点ジャンプ」や、スマートフォンのカメラをかざし会場内のAR空間にマスコットキャラクター「バボちゃん」のメッセージ画像を投稿して応援できる「ARエール」など、観戦・応援がさらに楽しくなるコンテンツや、現在のスコアやテキストによる実況、選手情報など、より試合を深く理解できる情報を提供します。
「4DREPLAY」を活用した自由視点映像配信は、会場内に配備された端末をご利用いただくことによりお楽しみいただけます。「4DREPLAY」はタイムスライス方式技術 (注2) により、短い処理時間で自由視点映像を生成し、さまざまなカメラアングルで映像を鑑賞することが可能です。
今回の春高バレーでは、「4DREPLAY」のシステムを活用し、男子・女子決勝戦の映像をそれぞれ40台のカメラで撮影します。撮影した映像は専用の端末へ試合中に配信され、選手がボールをアタックする瞬間、対峙する選手のブロックやレシーブする瞬間などを、複数の角度からお楽しみいただく予定です。
また、編集を行ったリプレイ映像は後日、運動通信社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 黒飛 功二朗) とKDDIで共同運営しているインターネットスポーツメディア「SPORTS BULL」においても配信します。
KDDIとフジテレビは、それぞれの強みを生かし、より多くのお客さまに高校生バレーボールを新たな観戦体験として深く楽しんでいただくことにより、大会・競技の普及、発展を目指していくほか、5G時代を見据えたAR技術をはじめとする双方の資源を有効に活用することにより、さまざまなスポーツにおいて新たな観戦体験を提案していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
会場内の全てのお客さまを対象に、試合をよりお楽しみいただけるコンテンツを提供します。
お持ちのスマートフォン (注3) から、会場内で配布するフライヤーに記載のQRコードよりアクセスいただきます。
1970年に始まった春高バレーは、高校生バレーボールの日本一を競う大会です。日本代表選手の多くを輩出するなど、春高バレーは日本バレーを支える登竜門として重要な役割を担っています。
2011年には全国大会の開催が3月から1月に変更され「全日本バレーボール高等学校選手権大会」を継承、3年生も高校生活最後の大会として参加できるようになり、より大きな舞台となりました。
今回の大会概要および競技日程は、以下のとおりです。
「4DREPLAY」は3次元空間で時間という4次元概念を足した映像制作システムです。カメラの遠隔制御技術と時間制御機能、早い映像処理のための最新アルゴリズムを組み合わせて5秒以内に多角度カメラから映像を収集、再編集し時空間を克服する映像を制作します。この映像を放送局等にリアルタイムに近い速さで伝送することや、モバイルアプリサービスを通じてさまざまな映像に対する組み合わせを各個人が再編集可能とすることで、お客さまに対してこれまでにない映像体験を提供します。
<過去の撮影映像事例>
「SPORTS BULL」は、提携する新聞社ならびに専門媒体の記事コンテンツのキュレーション配信を土台として、競技のハイライト映像ならびにオリジナル番組などの無料動画コンテンツの配信を行っています。現在1日約700本のコンテンツ配信を行っており、今後も記事コンテンツ、動画コンテンツの拡充を行い、無料スポーツメディアとしての価値向上を目指しています。現在は大手全国紙、スポーツ紙系ウェブ媒体を中心に、約60以上の媒体とメディア提携を行っています (2018年12月時点)。
今回、「SPORTS BULL」内に、「バーチャル春高バレー」サイトを開設して、準決勝~決勝 (2019年1月12日~1月13日) のアーカイブ映像を後日配信します。