モビコムサービスの契約手続きを簡素化、指紋認証だけで本人確認完了へ

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~モンゴル国の国民情報データベース「KHUR」と相互接続を開始~

  • KDDI株式会社

2018年9月11日

KDDIは、KDDIの連結子会社であるMobiCom Corporation LLC (本社: モンゴル国 ウランバートル、会長兼CEO: 濱田 達弥、以下 モビコム) が、2018年8月1日、モンゴル国の国民情報データベース「KHUR」(以下 KHUR) とモビコムの基幹システムを相互接続することで、通信事業者では初めて、モンゴル国と合意したことをお知らせします。
これにより、モビコムのお客さまは指紋認証を行うだけで本人確認が完了し、IDカードの提示をせずに100種類以上のモビコムサービスの契約、事務手続きを行うことができます。
また、モビコムのショップやバックオフィスでは、お客さまのIDカード情報を管理するためにかかっていた時間や管理システムの構築作業が不要となります。

<指紋認証利用イメージ>

KHURは、登録局、税務局、保健・社会保険庁、国家警察局等のモンゴル政府当局の管理する国民情報を統合し、利便性、透明性の向上を図るために開発されました。オープンソースプラットフォームを採用していることで、コンプライアンスに準拠した民間企業との接続を実現します。
モンゴル国のIDカードは、全てのモンゴル国民に対し、無料で発行されるもので、選挙を含む公的な手続きでの提示が求められます。氏名、住所情報、顔写真、指紋情報などが埋め込み型マイクロプロセッサーにセキュアに保存されています。
KHURとモビコムの基幹システムを接続することにより、KHURに統合されている国民情報を指紋認証のみで本人確認に利用することが可能です。

モビコムは、この度のKHURとの相互接続を通じて、今後もサービス品質の向上に加え、新たな通信・金融サービスの提供を目指し、モンゴル国の発展に貢献していきます。


<参考>

モビコムについて

モビコムは、モンゴル国において、国内携帯電話加入者シェアNo.1 (該当項目へジャンプします) であり、携帯・固定通信、衛星通信、ICT分野において幅広いサービスを提供している総合通信事業者です。
KDDIは、1995年の設立時からモビコムに出資しており、モビコムの運営およびモンゴル国における通信事業の発展に寄与してきました。今後も国内外で培った経験やノウハウを一層活用し、引き続きモビコムおよびモンゴル国における通信環境のさらなる発展に貢献していきます。

■沿革

1995年 11月 KDDI、住友商事、Newcom LLCとの共同事業を通じてモンゴルの通信事業に参入
1996年 3月 2G GSMサービス開始
2009年 3月 3G W-CDMAサービス開始
2011年 「ISO9001品質マネジメントシステム」取得
2012年 「ISO27001情報セキュリティマネジメントシステム」取得
2014年 8月 「Candyロイヤリティプログラム」開始
2016年 3月 KDDIがMobiComを連結子会社化
5月 ウランバートルで4G LTEの高速データ通信サービスを開始
12月 Candy電子マネーサービスを開始
2017年 5月 Candyメッセージローンサービスを開始
7月 労働安全衛生マネジメントシステム (OHSMS) を構築・運用するために定められた国際規格である「OHSAS18001」をモンゴル国で初めて取得
11月 モンゴル国で初めて4G LTEにキャリアアグリゲーションを導入
12月 モンゴル国商工会議所主催のモンゴル経済の発展に最も寄与した企業として、「Entrepreneur award」グランプリに選出
2018年 3月 モンゴル国商工会議所主催の「シルクロードアワード」において、最も社会的責任を果たした外資系企業を表彰する「Best Socially Responsible Company」に選出
  • 注)
    2017年12月時点。


  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
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