2017年12月11日
福山市 (広島県福山市、市長: 枝広 直幹) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下 KDDI) は、2017年12月11日、多言語音声翻訳システムの実証及び地域の観光振興を目的として、社会実証の実施に向けた覚書を締結しました。
これにより、2017年12月15日より福山市内の観光関連施設において、多言語音声翻訳システムをご利用いただけます。
福山市は、2017年10月に同市鞆町の福禅寺対潮楼が所有する朝鮮通信使関係史料「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ記憶遺産に登録されたことから、今後さらに外国人観光客数が増加すると予想されるため、本社会実証において外国人観光客向けに多言語音声翻訳システムを利用することを支援し、観光地の活性化を推進します。
KDDIは、GPSを用いて現在地の固有名詞に適した地名の翻訳を行う機能により、本社会実証において、高い翻訳精度を実現するとともに、言語だけでなく目的地のイメージ画像や映像を再生します。また、実際にお客さまにご利用いただくことで多言語音声翻訳システムの課題を抽出し、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、観光客数増加やリピート率の上昇、観光等による地域経済への波及に寄与するための取り組みを進めていきます。
福山市とKDDIは、本社会実証のほかにも「5Gを見据えた基地局収容型LED街路灯の実証実験」を2017年10月より開始しており、今後も地域復興・地方創生を推進するための取り組みを進めていきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:福山市鞆町で訪日客向け「多言語音声翻訳システム」の社会実証