位置情報ビッグデータを用いた多摩地域の観光動態調査および観光地域づくりの検討を開始

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1. 本業務内容

  • (1)
    「Location Trends」を活用した観光客および地域住民の観光動態の把握

    KDDIとコロプラは、auスマートフォン利用者の位置情報ビッグデータを活用した「Location Trends」(注1) を2013年10月より提供しており、これまでに70以上の自治体や観光協会への提供を通じて、観光活性、防災対策、交通環境整備などサポートしています。本業務では、このLocation Trendsを用いて多摩地域30市町村へ来訪する国内観光客だけでなく、多摩地域30市町村の居住者も対象にした観光動態分析を実施します。
    多摩地域全体・多摩地域30市町村・多摩地域150観光スポットの分析や、市町村間の周遊観光の状況、流入経路の分析等を、東京都市長会および域内の30市町村に提供します。

    観光動態調査レポートのイメージ (ダミーデータ使用)
■観光スポットの属性相関分析
■市町村間周遊分析

  • (2)
    多摩地域全体の観光推進体制構築等の支援

    KDDIとANA総研は共同で、多摩地域の観光振興のための具体的な事業案の検討や、多摩地域の観光振興に望ましい推進体制の整理を含めた、実施方針、実施計画案の策定等を支援します。
    KDDIは、2015年に岐阜県白川村、2016年に兵庫県豊岡市、2017年に福島県と協定等を締結 (注2) し、位置情報ビッグデータの分析に基づいた観光マーケティング、誘客促進等を中心とした地域経済の活性化の取り組みを進めてきました。
    ANA総研は、全国55か所以上の自治体と提携関係を有し、職員の派遣を通じた観光振興施策の実施支援、客室乗務員のナレッジ・ノウハウを活かしたおもてなしセミナーの開催、ANAグループの発信力を生かした地域プロモーションなどを実施しています。

    これらKDDIが保有する観光マーケティングの手法ならびにANA総研が保有する自治体との提携関係で得られた知見等を活用し、東京都市長会による多摩地域全体で持続的な観光振興が図れる体制の構築や、具体的な実施計画、事業等の検討支援を行います。

2. 各社の役割

KDDI 「多摩地域における観光地域づくり推進支援業務」の受託者
auスマートフォン利用者の位置情報ビッグデータの収集、東京都市長会への事業案の提案、実施計画の策定支援コンサルティングなど
ANA総研 KDDI実施のコンサル事業への支援
コロプラ 位置情報ビッグデータの分析業務およびコンサルティングへの協力
  • 注1)

    「Location Trends」は、KDDIが有する位置情報ビッグデータを用いてコロプラへ分析を委託し作成した「位置情報ビッグデータ分析レポート」サービスの総称を指します。性年代属性付きで移動軌跡が追える国内最大規模のビッグデータパネルであることに加えて、分析エリアは100m四方単位から分析可能でかつ数分間隔で移動ログを蓄積しており独自ロジックにより観光行動を識別し、正確な観光客行動を抽出することができる観光動態調査サービスです。観光スポット単位の来訪者特徴、宿泊転換、滞在時間、周遊状況などが把握できます。

    「Location Trends」に関するお問合せ先: 株式会社コロプラ おでかけ研究所
    TEL: 03-6721-7784
    Email: odekake-ml@colopl.co.jp
    「Location Trends」HP: 新規ウィンドウが開きますhttp://www.location-trends.com/

  • 注2)

    KDDIでは、2015年に岐阜県白川村、2016年に兵庫県豊岡市、2017年に福島県と、地域活性化に向けた協定や連携を締結し、観光振興や特産品の拡販など、地域経済の活性化を目指した「地域連携の取り組み」を進めています。

    新規ウィンドウが開きますhttp://www.kddi.com/corporate/regional-initiative/


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