2017年10月17日
KDDIは、ミャンマー国営電気通信事業体 (Myanma Posts & Telecommunications、以下MPT) とIP-VPNサービス協定を締結したことをお知らせします。これにより、ミャンマーにおいて、国際IP-VPNサービス「KDDI GLOBAL IP-VPNサービス」の信頼性を高め、より一層安定したサービスが提供可能となりました。
なお、MPTとIP-VPNサービスを相互接続する海外通信事業者は、KDDIが初めてとなります。
これまで、ミャンマー向け通信では国際伝送路の品質安定性が課題とされてきました。
このたびの協定により、ミャンマーの主要都市である首都ネピドーおよび最大の商業都市ヤンゴンと日本間を、海底ケーブルルートに加え、新たに中国経由の陸線ルートでMPTと接続することが可能となり、海路と陸路による国際伝送路の完全冗長化を実現しました。
さらに、ミャンマー国内でMPTが拡充している信頼性の高い光ファイバー網を利用することで、より一層安定した通信環境をミャンマー全域でご利用いただけるようになりました。
また、今回の相互接続に伴い、MPTとKDDIの間でネットワークの設定条件と運用品質基準を明確にし、より安定したネットワークの運用を実現します。
さらに、KDDIは回線だけでなく、お客さま宅内ルーターまでリモート監視 (注) し、MPTのネットワーク状況を迅速に把握することで、従来よりも一層品質を向上させたサービスを提供します。
KDDIは、2013年に現地法人KDDIミャンマーを設立以来、ミャンマーに進出する法人のお客さまの事業活動を、ICTインフラ設計から構築・保守までワンストップでサポートしています。
今後も、日本の国際通信のパイオニアとして現地と一体となり、お客さまのグローバルビジネスの展開を強力にサポートしていきます。