富士山における安心で快適な登山をサポートするIoTを活用した実証実験について

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~登下山者数の「見える化」を通して、登下山者・ハイキング客の実態把握を実施~

  • KDDI株式会社
  • 静岡県御殿場市

2017年8月10日

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下 KDDI) と静岡県御殿場市 (市長: 若林 洋平、以下 御殿場市) は、2017年8月10日より、富士山における安心で快適な登山のサポートなどを目的に、IoTを活用して登下山者数の「見える化」を通して、登下山者・ハイキング客の実態を把握するための実証実験を開始します。

この度の実証実験では、御殿場口登下山道ならびに御殿場口のハイキングコースに設置したIoTセンサーを活用して、通過した人数をウェブ上 (注1) で確認できる取り組みを実施します。
これまでも御殿場市では、人数カウンターを登下山道に設置し登下山者数の把握をするなどの取り組みを行ってきましたが、この度のIoTセンサーを導入することで、より高い頻度でのカウントが可能になるほか、遠隔でのデータ確認が可能になり、利便性の向上と確認作業の効率化が図れます。

御殿場市の観光交流課は次のように述べています。「毎年多くの方々が登る富士山の登下山者数を把握することは、今後も富士登山・ハイキングにおける安全性・利便性を推進していく上で重要な情報となります。今回の実証実験では、登山口だけでなく、登山道付近にあるハイキングコースの人数も把握することで、富士山における更なる利便性の向上について検討していきたいと思います。また、どのコースにどれくらい需要があるのか把握することで、今後の整備計画やツアー造成にも役立つことが期待されます」

また、この度の実証実験では、株式会社KDDI総合研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中島 康之) の技術協力のもとで実施するほか、省電力かつ広域なエリアカバレッジを特長とするIoT向け通信技術Low Power Wide Area (LPWA) ネットワークの1つである「LoRaWAN (TM)」を活用します。「LoRaWAN (TM)」の活用にあたり、KDDIの提供する「LoRa PoCキット」(注2) を利用し実証実験を行います。

なお、KDDIは、2017年7月より、富士山頂において4G LTEのエリア化を行っている (注3) ほか、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス (本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 大塚 浩司) は、Free Wi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を2017年7月より提供を開始しており、富士山での快適な通信環境整備の取り組みを行っています。(注4)

KDDIと御殿場市は、これからも富士山における安心で快適な登山をサポートしていきます。

  • LoRaWAN (TM) は、Semtech Corporation. の登録商標です。

詳細は別紙をご参照ください。
別紙:富士山における安心で快適な登山をサポートするIoTを活用した実証実験について


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