2016年7月15日
KDDIは、2016年7月15日、自宅に居ながら健康チェックを行えるセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」が、経済産業省が募集する「平成28年度健康寿命延伸産業創出推進事業 (地域におけるヘルスケアビジネス創出推進等事業)」の採択候補として決定したことをお知らせします。
これは、神奈川県未病産業研究会 (注1)、万国医療津梁協議会 (沖縄県) の協力のもと、株式会社ファンデリー (本社: 東京都北区、代表取締役: 阿部 公祐) と連携し、「KDDI スマホdeドックコンソーシアム」として、重症化予防スキームの確立を目指し、「セルフ健康チェックと食事コントロールによる生活習慣病予防事業」(以下、本実証事業) を実施するものです。
「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットとWEBサービスを組み合わせることで、健康診断を受診する時間がなかなか取れない方でも、気軽に素早く健康チェックを行なうことができるサービスです。
昨年度は計26団体 (全国23自治体、3つの企業の健康保険組合) との事業を行ない、今年度も既に計31団体 (全国27市区町村・2協会けんぽ・2健康保険組合) との連携を予定しています。
現在、国保加入者の特定健診受診率は35.3% (注2) と低い状況であり、昨年度「スマホdeドック」実証事業を通じても、これまで時間が取れないこと等を理由に健診を受けないまま放置していたことで、疾病リスクが高い状態となっている方が多く確認されました。
40兆円を超え増大し続ける医療費の1/3は生活習慣病に起因するものであり (注3)、こうした健診未受診者がまずは自らの健康状態に気づき、生活習慣をコントロールすることで疾病を抑止し、重症化を防ぐことができます。
「スマホdeドック」は自宅で気軽且つ正確に健康チェックができるサービスを提供し、従来、国や保険者が把握しきれていなかった健診未受診者の健康状態を可視化し、意識変容および行動変容を促すことで、「重症化予防」に貢献できると考えています。
「スマホdeドック」では、ご利用者自身の健康状態を「見える化」することで現状を把握し、必要に応じた医療機関受診など、健康状態改善に向けた行動変容に繋がるよう、以下の機能を提供しています。
現在、上記「スマホdeドック」の機能により、健康意識を高めていただき、結果判定で異常値が出た方に対しては医療機関の受診をお勧めしていますが、本実証事業の中では、より具体的な生活改善提案を行なうため、セルフ健康チェック機能に加え、このたびファンデリー社と連携し、管理栄養士監修の宅食メニューによる食事改善を提供することで、重症化予防に繋げます。
実証対象エリアにお住まいで、「スマホdeドック」の血液検査を実施いただいた方に対し、ファンデリー社が提供する宅食メニューを3カ月間、1日1食、無償で配送いたします。3カ月後、再度「スマホdeドック」の2回目検査を実施いただき、食事コントロールによる数値改善効果を検証します。
健康状態に大きく影響を与えるものの、自己管理が難しく、なかなか改善しにくい「食事内容」について、専門家監修のメニューでサポートすることにより、生活習慣改善を促進することを目指すものです。
KDDIは、本実証事業を通じて行動変容サポートに加えて生活習慣改善サポートを提供し、重症化予防に努めていきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:経産省「平成28年度健康寿命延伸産業創出推進事業 (地域におけるヘルスケアビジネス創出推進等事業)」にKDDIのセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」が採択候補として決定