2024年4月10日
KDDI株式会社
当社は、2023年5月11日に公表しました2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の業績予想に関し、下記のとおり修正することを決定しましたので、お知らせいたします。
(1)修正の内容
2024年3月期 連結業績予想値の修正(2023年4月1日~2024年3月31日)
売上高 | 営業利益 | 親会社の所有者に 帰属する当期利益 | 基本的1株 当たり当期利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表予想(A) | 百万円 5,800,000 |
百万円 1,080,000 |
百万円 680,000 |
円 銭 320.35 |
今回修正予想(B) | 5,800,000 | 950,000 | 635,000 | 299.91 |
増減額(B-A) | ― | △130,000 | △45,000 | △20.44 |
増減率(%) | ― | △12.0 | △6.6 | △6.4 |
(ご参考)前期実績 (2023年3月期) |
5,671,762 | 1,077,393 | 679,113 | 311.01 |
(2)修正の理由
当社連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.が保有するミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)に対するリース債権について、2022年4月に開始されたミャンマー政府によるドルの兌換規制の状況が改善されていないことと、2024年3月期時点でミャンマー通信事業の営業赤字が継続していることから、回収が遅延しているため、リース債権に対する引当1,050億円を計上する見込みです。
このほか、低稼働通信設備の減損・撤去引当等250億円を計上する見込みです。これらの影響により、営業利益の通期見通しを1兆800億円から1,300億円減益の9,500億円に修正しました。
また、これに伴い、親会社の所有者に帰属する当期利益についても、上記の通り修正しました。
これらは一時的に業績を悪化させることになりますが、外部環境変化に柔軟に対応し、2025年3月期以降の持続的成長を着実にするためのものと捉えています。また、現金支出を伴わない会計処理であり、2024年3月期のキャッシュフローへの影響はありません。なお、ミャンマー通信事業以外の業績については、順調に進捗しております。
東証開示資料:通期連結業績予想値の修正に関するお知らせ(164KB)